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”どう働くか”は、”どう生きるか”の一部だから、納得のいく選択を。リモートワークで叶える海外移住

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「海外に住みたい」そんな想いを抱いたことがある人、多いのではないでしょうか。でも、「もう若くない」と諦めてしまったり、毎日の忙しさで自分の気持ちにすら気づけなくっていたり……。夢や希望と折り合いをつけながら、忙しさでごまかす毎日は、決してつまらなくはないけれど、どこか引っかかる。でも、抜け出せないよ。だって、いろんなものが決まっているから。

「海外で暮らしてみたいと思って、仕事を探していたんです」と、おっとりとした口調ながらも、生き生きと話す姿が印象的な申 静恵(しん しずえ)さん。
今年インド人のパートナーと結婚し、11月からはベルギーに移住することが決まったそう。
ベルギーでもスムーズにリモートワークができるようにと、現在は人材事業会社でフリーランスのマーケター・ディレクターとして活躍中。お仕事のお話を中心に、芯のある彼女らしい生き方を伺いました。

「海外で暮らしてみたい」を叶えるために選んだフリーランス

ーCueの運営元・人材紹介会社Warisのキャリアコーディネーターが申さんのお人柄に惚れ込み、今回の取材となりました。改めてありがとうございます。

申さん(以下、申):よろしくお願いいたします。こちらこそ、今日はありがとうございます。

ー今は、Waris経由でフリーランスのマーケター・ディレクターとしてお仕事をされているとのこと。経緯を教えていただけますか?

申:32歳のときに会社を辞めたんです。1年間働かず、旅行したり英語の勉強をしたりしているうちに、「世界のいろんな場所で暮らしてみたい」と考えるようになっていて。それからどうやって実現するかを模索していました。
いろんな国の求人情報を見てみたのですが、ハードルが高く、でももうそろそろ働かないと、とまた東京で就職しました。
でも、働いているうちに「目指してる生き方に近づいてないな」「このまま時間ばかり過ぎていってしまうな」と感じて……。
そこから、再び海外で仕事を探しているうちにリモートワークの可能性に気づいて、今のようなフリーランスに落ち着いています。

ーもともとは(前職の前は)どんな働き方をされていたんですか?

申:会社員として、通勤に往復2時間かかる生活を4,5年送っていました。
その時間を有効に使えたらよかったのですが、体力があまりなく、いつも疲れ切ってしまっていて。携帯をぼんやり見るだけの時間になっていました。そのときから「通勤しないで働けたら最高なのに」と感じていましたが、実際にリモートワークをしてみて、時間の節約がありがたいです。

ー結婚されているとのことで、海外へ行くために「働かない」という選択をしなかったのですか?

申:仕事を辞めてしばらく休んだりしていたので、これまで働いていない期間もあったのですが、「働かない」という選択肢は考えたことがなかったです。なんでだろう。「自分が働ける」っていうことが分かっているからですかね。

ー「働く」を選ぶのはきっと何か「やりたい」「できる」があるんでしょうね。

申:正直、大きな夢や素敵なモチベーションがあって仕事をしているわけではないんです。
ただ、これまでコンテンツ制作やWebマーケティングの業務を通じて「何か成長させたもの」が目に見える形で残っていて。自分が育てたものが残っていくというのは嬉しい感覚だなと思います。誰かと一緒に刺激しあって何か形になるものを残していける仕事が楽しいですね。

背伸びの強要をされない、フリーランスとしてキャリア

ー申さんは、マーケティング関連業務が中心だと思いますが、初めからですか?

申:マーケティングがしたい! と考えて働き始めたわけではありませんでした。「私は何をして生きていきたいんだろう」と悩んでいた20代後半に、ハンドメイド雑貨のプラットホームサービスの立ち上げにアルバイトで参加しました。
私にはサイトを作るエンジニアのようなスキルはないし、その時は部門ごとにスタッフを雇う余裕も会社にはなくて、カスタマーサポートからマーケティングまでいろんな業務を試行錯誤しながら担当させてもらいました。「マーケティングするぞ!」ではなくて、「このサイトでどうしたらものを買ってもらえるか」という視点を追求し続けているうちに「こういう仕事をマーケティングと呼ぶのか」と気づいた、という感じでした。

ーそういう経験があるから「どこでも働ける」という感覚があるんですね。

申:「どこでも働ける」力があるとよりは、行った先でどうしたらいいか「一緒に考えることができる」と思っています。
初めてのことに対しても、「じゃあ、やってみよう!」って思えるんです。もし自分にできないなら、アウトソースするという方法を選べばいい。
やったことのあることだけが、できることじゃない。これは、フリーランスになってからより実感するようになりました。

ー「自分に何ができるか分からない」という人にも、この視点で考えると変わるかもしれないですね。

申:そうですね。一方、フリーランスの良い点って、契約先の方が「この人では足りない」と感じたときに契約が終わることだと思うんです。
自分ができないときに、相手がちゃんとノーと言ってくれる。会社だとそれはなかなか難しいですよね。
フリーランスの場合、自分が望まない成長を無理に求められることがないんです。会社員より、むしろフリーランスの方が背伸びしなくていいのでは、と感じています。自分の持っているものと相手の求めるものが噛み合わなくなるときが来たとしても、自分がダメだと思う必要はないですよね。

ーちゃんと見極めて分けて考えてるのがすごいですね。

申:フリーランスの場合は自分と会社の関係だけでいいので色々シンプルですよね。会社に所属しているときは周りの人と自分の仕事ぶりを比べてしまったりしていたけど、そういう機会も減った気がします。

ー申さんは、フリーランスになりたい! じゃなくフリーランスという働き方を選べているから、視野が広いのかもしれないですね。

申:私が呑気すぎるのかもしれませんが…。世の中全体で、仕事や働き方を変えるハードルがもっと下がるといいなと思います。人にはそれぞれ自分の人生のフェーズがあるのに、仕事や働き方がずっと一緒というほうが不自然なのかもしれません。

ー30越えると、いろいろ考えると動けない。仕事は割り切る人が出てきますよね。

申:人間は怖がりだから、「これから起こるかもしれないこと」に身構えがちですよね。
たとえ転んでも痛みは一瞬なのに「転んだらどうしよう」という気持ちで行動がストップしたり。でも、意識しながら自分の自由度や可能性を楽しんでいきたいなと思います。

>>NEXT
インド人のパートナーに出会い、結婚。そしてベルギーへ移住

 

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Cue 編集部

さまざまな女性たちの生き方を紹介するライフストーリーメディア。 変化を受け入れてしなやかに生きる彼女たちの物語が、ほかの誰かにとって小さなきっかけ、「はじま...

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