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「毎日つまらなさそうに働いているのは、なぜ?」ーフリーランス人事の自分に素直な働き方

フリーランス人事・杉本朱さんインタビュー
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「なんで高校に行くの?」お父様に鍛えられた考え抜く力

ーどんなことが杉本さんの考え方や生き方に影響していると思いますか?
杉本:今の私がいるのは、家族の影響が多分にあると思っています。特に父がユニークで。中学校3年のとき、無邪気に「私、ここの高校に行きたい」と父に話したら、「え、なんで?」と言われて。

ー「え、なんで?」って?!
杉本:「なぜその高校を選ぶのか?」ではなく、「なぜそもそも高校に行くの?」と聞かれて。「なぜ高校に行くのかなんて、考えたことなかったな」と気づかされました。
それから「高校でなにを学んで、どうなりたいのか、そしてなぜその高校なのか」を父にプレゼンしました。大学受験の時もです。そういう「当たり前」について、問うてくれる父でしたね。当時は、超面倒くさいと思っていましたが(笑)

ー正直、周りは進学して「当たり前」ですもんね。
杉本:はい。でも父が納得しないとお金も出してもらえないので、必死でプレゼンしました。決して家計的に苦しいから言っていたのではなく、「お金を使うとはどういうことか」「人生の選択をするときに、ちゃんと考えなさい」ということを教えてくれていたんだと思います。「なぜか?」と物事に向き合い、考え抜く力がついたのは、父のおかげですね。

ー「なぜ、なぜ、なぜ……」コンサルみたい。素晴らしいお父様ですね!
杉本:はい、一方の母は明るくエネルギッシュで。私の前向きなエネルギーは母からもらったのかなと思っています。
あとは、幼いときに7ヶ国語を音で学ぶ「多言語クラブ」に家族で通っていたのですが、そこには”普通”とはちょっと違った自由な生き方をしている大人達と出会えたことで「いろんな生き方があるんだ」と学べたり、ホームステイを通じて家族以外の人や海外の人と触れ合う機会が多かったことで、自然と人との壁を作らないようになりました。

自分の直感に正直に、自分のペースで働ける、今はストレスフリー

ー現在、フリーランス1年目として、7社の案件を対応されているということですが……お忙しいですよね。
杉本:忙しくないというと嘘になってしまいますが……、リモートOKの会社さんが多いので、移動時間が減り、通勤時のストレスも減り、1日の実労働時間はそこまで長くなく、ストレスフリーです。Googleカレンダーに会社ごとに色を変えて入れているので、カレンダーはカラフルですよ(笑)

ー切り替えや小休止の時はどうやってリフレッシュされるのですか?
杉本:週の半分くらいは自宅にいるので、リフレッシュしたい時はダラァっとします。業務中はテレビや音楽など音の出るものは流さないので、ひと段落したいというときは、何かしら音を流します。あと、Twitterを見たりしてますね。

ーオフからオンに切り替えるって、1人だと難しくないですか?
杉本:私はわりと難しく感じていなくて。お昼の時間帯が決まっている会社ってあるじゃないですか。そういう方が苦しいです。自分のペースで、オンにするのもオフにするのもできるのがいいなと思っています。

ーそうなんですね!(私は人目がないと、ぐてっとだらっとズルズル続きます……)ご自身で決めて、しっかり進めていくのがお好きなんですね。
杉本:そうだと思います。人に言われて、なにかするのが好きじゃない天邪鬼タイプですね(笑)
もちろん、企業の方と協業することも多いのでチームワークは必要ですが、それ以外を自分のペースでできるフリーランスは私にとってはストレスフリーですね。

ーフリーランスになってよかったこと、他にはありますか?
杉本:一緒に働きたい会社さんと仕事ができること……ですかね。会社の文化づくりを担う人事として「肌感が合うかどうか」ってすごく大切だと思うんです。会社の方針があまりに違うと、協業するストレスがお互いにたまってしまい不幸だなと考えています。

ー杉本さんはご自身の感覚に敏感というか、直感に素直に従うのがお上手なんですね。
杉本:そうなのかな(笑)
ーずっと組織の中で働いていると、自分のことを自分で考えられなくなるじゃないですか。「鈍感力」としてプラスに評価されることもありますが、心理的疲労やストレスに対して「やばいぞ」と感じるアンテナが疎くなっていく人が多い中で、杉本さんは常にアンテナが働いているようなイメージです。
杉本:そう言われると、そういうことなのかなと思えてきました(笑)

ー押し付けてごめんなさい!!
杉本:会社員として10年くらい働いてきて、自分の思いや「こうした方がいいんじゃないかな」と感じたときに、「私の考えとは違うけれど会社の方針だから…」と、心をかけずに作業をすることに、すごくストレスを感じていました。
もちろん会社なので、すべてが私の意見で決まるわけがないというのは理解しています。心の折り合いをどう取っていくか探ると思うのですが、バランスが崩れてしまうとしんどいですよね。
フリーランスになってからは、波長の合う方とお仕事できているということと、万が一合わなくなってきても「その会社の人生が私の人生のすべてではない」という割り切りができたことで、沼にはまっていく怖さみたいな感じはないですね。

リフレッシュ方法は「走り屋」?! 1人の空間を大事に

ー自分の想いや心の込める配分を決めて業務を進めていけるのも、フリーランスの良いところですね。ところで、お休みの日はどう過ごされているんですか?

杉本:はたと思いついて、旅行に行ったりとか、友達と会ったりとか、ですかね。運転するのも好きですね。走り屋ではないですよ(笑)

ーそんなことは! ドライブがお好きなんですか?
杉本:はい。家だと景色が変わらないけれど、車は景色が変わり続けていく中で、1人の空間を保てるというのがいいなーと思っています。運転中は、もちろん眠れないし、ぼーっとしている訳にもいかない。「ちょうどいい集中力」を保ちながらも、考えごとができるので、煮詰まったときにはドライブに出かけますね。

ー走り屋はびっくりですね! かっこいい! 憧れます。
杉本:くれぐれも、走り屋ではないですから!(笑)実家が駅から遠くて、6人家族だったので車の取り合いをしていて(笑)自然と自分の車が欲い気持ちはずっとあって、今は気軽なカーシェアを利用して乗るようになりましたね。

−6人家族なんですね! ご兄弟が4人ですか?
杉本:はい。上に3人兄がいて、末っ子長女なんです。かなり男っぽく育てられましたね。小学生の頃は、授業の前に近くのグランドに兄から集合号令がかかって。兄たちは自転車なのに、私だけ走っていってノックに付き合う……なんてこともありました。しかも、球拾い係です。

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杉本さんが語る今だからこそ、フリーランスを楽しめる理由。

 

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松岡 永里子

Cue新編集長(2019/3〜)1988年生まれ。広告代理店で法人営業、不動産ディベロッパーでマーケティング・営業サポートを経て、ITベンチャー企業・エンフ...

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