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占い師として独立した元会社員 ナルシズムとエゴイズムはビジネスを続ける原動力

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会社員から占星術師に転身したという、異色の経歴を持つ人気占星術師、ほともこさん。
ひとりの働く女性として、自身が悩み、乗り越えてきたからこその具体的なアドバイスが、幅広い世代や経営者層からも支持を集めています。そんなほともこさんに、「マイナス」を「プラス」に変え、「縁」を引き寄せるお仕事術を教えていただきました!

ほともこ
占星術師。1980年生まれ。早稲田大学卒業後、2009年、会社員と兼業しながらプロの占い師としてデビュー。占星術講座の主催、書籍や雑誌・WEB記事の監修・執筆なども手がける。流行・社会情勢予測を得意とするため経営者からの鑑定依頼が後をたたない。GINZA Webにて「ほともこが読む今月の星の智慧」好評連載中。BLOG『天と地とあなたをつなぐ ~ほともこの西洋占星術~

 

占いを学びはじめたきっかけは「怒り」

――たぶん、ほとんどの読者が聞きたいと思っている質問を最初にさせてください。ふつうの会社員だったほともこさんが、なぜ「占い」の道に進もうと思ったんですか?

ほともこさん(以下「ほともこ」):もともと占いが好きだったということもありますが、本格的に占星術を勉強しはじめたきっかけは「怒り」でした。

 

――怒り。それはたとえば、世の中に対する怒りみたいなものですか?

ほともこ:10代のころから、家族との関係や容姿のコンプレックスに悩み、摂食障害や買い物依存も経験しました。会社員になってからは、パワハラにあって体を壊したこともあります。占いや自然療法など、いろいろなセラピーに投資しましたが、誰にアドバイスを受けても腹が立ったんです。「それは、あなたの思い込みでしょう? あなたの世界観を押し付けないで」って。

 

――なるほど。誰からも納得のいくアドバイスが得られなかったことを原動力に、自分で学ぼうと思ったんですね。

ほともこ:「理性」だけでは割り切れない、もっと大きな視点でものごとを見るためのツールとして、自然と占星術にひかれたんだと思います。

 

占い一本で食べていけるようになるには?

――深い! 占いを仕事にすることは、最初から決めていたんですか?

ほともこ:専業の占星術師になるまでは、フードサービス会社で人事の仕事をしたり、信販会社でクレーム対応業務にあたったり、コピーライターのアシスタントだったり、いろいろな仕事を経験しながら、占いの勉強を続けていました。

10年くらい前に、友人から「お金を払うから占いして」と頼まれたのが、占星術を仕事にした最初のきっかけです。友人はとても喜んでくれて、自然と紹介でご縁がつながり、収入が入ってくるようになりました。

一般企業で働いてもうまくいかず、社会から疎外されているように感じていましたが、占いを通じて社会とのつながりが生まれ、自分に誇りを持てるようになりました。

 

――ホロスコープを読むことができる人はたくさんいるかもしれませんが、会社を辞めて、占い一本で食べていくことができるようになる人はひと握りですよね。ほともこさんは、どうやって専業になったんですか?

ほともこ:2年くらいは、事務職をしながら兼業で占い師をやっていました。そんなとき、リストラと婚約破棄が同時に起きて。転職活動にも疲れ、占いしか手元に残らなかったんです。


自分がこれまでたくさんの鑑定を受けたり、占星術の本を読んだりしてきた経験をもとに、コネもお金も資格もない自分がクライアントに選んでもらうため何ができるか、真剣に考えました。最初は、自分の過去の恥ずかしい体験や悩みをブログで公開し、占星術を使いながら、自分の言葉で分析したんです。

それが結果的に、同じような悩みを持つ方に共感してもらえたようです。

 

――なるほど。自分をさらけ出す「覚悟」があったからこそ、お客さんに伝わったんですね。

ほともこ:占星術が「実生活で使えるもの」だということを知ってほしくて、出し惜しみせず、無料で情報を発信し続けたことも大きかったと思います。

Amebloの「占いスピリチュアル部門」で、アクセス数ランキングトップの人がいますよね? 時間があるときに、その人のブログをずーっと見て、「この人と私の違いは何なんだろう?」って考えるんです。
そうして、真似できることは真似してみる。これだけネット上にビジネスが溢れている時代ですから、高いお金を払ってコンサルを受けなくても、ヒントはたくさん転がっています。

 

――以前からほともこさんのブログやメルマガを愛読しているんですが、「ただでこんなに読ませてもらっていいの?」というくらい内容が濃い。それには、ちゃんと理由があったんですね。

「きれいになりたい」「モテたい」…欲を認めることが出発点

――占い師さんって、あまり素顔を見せないイメージがありますが、ほともこさんはおしゃれを楽しんで、自然体の姿をブログやSNSに載せていますよね。

ほともこ:やりたいと思ったことは、まずやってみる。やりすぎたと思ったら、ちょっと引けばいいんです。この押し引きのバランスが、その人の個性になります。

誰かに対して嫉妬の気持ちが湧いてきたら、「本当は自分もそうなりたいんだ」って素直に認めるといいですよ。たとえば「きれいになりたい」「モテたい」って。

思い切って自分の欲望を認め、満たしていくと余裕ができて、自然と魅力がにじみ出るようになります。ナルシズムとエゴイズムは、生命力の裏返し。
それをとことん認めることができれば、ビジネスを続ける原動力になると思います。

 

――なるほど! 私自身を含め、女子をこじらせて、「どうせ私なんか…」が口癖の女性、多いと思うんです。

ほともこ:人に褒められること、認められることを目的にして失敗を怖がっているうちは、誰も幸せにできないと思います。だって、自分が幸せじゃないから。
まず、自分を満たす。そこから、あふれたものを周りと分かち合えばいいんです。褒められるために何ができるかではなく、相手に喜んでもらう方法を考えれば、仕事の上でするべきことも自然と見えてきますよ。

喜び、楽しむ気持ちが縁を引き寄せる

――「あふれたものを分かち合う」…心の石板に刻み付けます(笑) 「こんなにがんばったのに褒めてもらえなかった」「期待通りのものが受け取れなかった」といじけているうちは、変われないですね。

ほともこ:私も、かつてはそういう経験がありましたが、恨むだけでは前に進めなかったです。どんな状況でも、そこから学んだこと、受け取った恩恵が必ずあります。

厳しいようですが、そこを超えていかないと、自営業は続けられないと思います。私の場合も、それを乗り越えたからこそ、物事の両面に気づけるようになり、自分より年上の方はもちろん、主婦から経営者までいろいろな方の相談にも答えることができるようになったのだと思います。

 

――ほともこさんは、気に入ったサービスや商品のことを、よくブログやSNSで発信していますよね。

ほともこ:発信したことがたまたま仕事のご縁につながることもありますが、本当にいいと思ったもの、心から好きなものについて書くのは楽しいですし、たくさんの人に知ってもらい、必要としている人のところに届けられるのが嬉しいから書いています。私が占いの仕事を続けてこられたのも「嬉しい」「楽しい」「この楽しさをみんなと分かち合いたい!」という気持ちからですから。

 

――ほともこさんが発している「嬉しい」「楽しい」という明るい波動が、自然に仕事のご縁を引き寄せているんですね! 最後に、悩めるアラサー女性に向けて、ぜひアドバイスをお願いします。

ほともこ:最近の若い女性はとても現実的で、緻密なライフプランを立て、踏み外さないようにがんばらなくちゃ…と自分にプレッシャーをかけている真面目な方が多いように感じています。
でも、人生は直線ではなく曲線ですから。遠回りも、後で振り返るときっと何かの糧になっているはず。自分の気持ちに素直に、人生を楽しんでくださいね!

 

\Information/
現在、メルマガ読者限定で受け付けているほともこさんの個人セッションを、Cue読者の皆さんにも特別に受けていただけることになりました。お問い合わせ・お申し込みはこちらから。※「Cueの記事を読みました」と必ずお書き添えください。

 

取材・文・構成/髙橋実帆子

 

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髙橋 実帆子

1980年生まれ。フリーランスライター/エディター。 共同通信社記者を経て、2012年からフリーランスに。 7歳と2歳、元気すぎる2人の男の子の母。 おいし...

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