フリーランスのプロ人材を積極的に登用している企業の経営者や人事担当者は、どんなきっかけでフリーランスを採用し、どんなメリットを感じているのでしょうか。

今回は、モジュラス株式会社の代表取締役 CEO木村 俊さんにお話をうかがいました。 

Q.現在どのようにフリーランス人材を活用されていますか?

私たちはネットワーク型創薬ベンチャーで、最先端の計算科学を駆使して、医薬品の研究開発を加速しております。

―モジュラス株式会社HP

 

2016年に創業し、約1年後の2017年には資金調達をすることになりました。そのため、急に組織体制の強化をしなくてはいけなくなりました。そこで、バックオフィス業務を専任してくれる人材が必要になりました。

 

バックオフィス業務といっても、バイオテック業界の特徴として、さまざまなことに対応しなくてはいけないので、その要望に応えられる人材が必要でした。社内体制を構築し、社内のアシスタントや外注先とともに業務を行ってもらうだけでなく、税務や法務など、その時折で必要な対応をしてもらう必要があります。現在お願いしているKさんには、バックオフィス業務の要となって活躍してもらっています。

 

Q.フリーランスに依頼するうえでの懸念点、それを払拭するために工夫された点はありますか?

懸念点はとくになかったのですが、フリーランスの方がより働きやすくなるよう工夫していきたいと思っています。現在、一緒に働いているKさんは、週4日、1日4〜5時間で業務対応をしてもらっています。リモートワークでできることもたくさんあるので、週1日はリモートワークの形をとっています。また、さまざまな共有ツールや業務管理ツールを導入して、業務の進めやすさを優先しています。

 

また、Kさんにはバックオフィスの統括を担ってもらうことで、社内のアシスタントがより生産性高く働けていることを実感しています。

 

Q.リモートでの働き方に関して、心がけていること、心がけてもらっていることは何ですか?

リモートという働き方を実現するだけでなく、優秀なフリーランスの人材にかかわってもらうために、バイオテック業界として、バックオフィスの業務を共通化していくということができるんじゃないかと思っています。バイオテック業界は、まだまだこれから成長すると確信しています。プロフェッショナルなバックオフィス業務を必要とするところがどんどん出てきます。その際に、優秀なフリーランスの方が、一度バイオテックの会社にかかわったら、他の会社でも対応できるようになるといいなと。業界にもフリーランスにも、お互いに利点があるのではないかと思っています。

 

ー代表取締役 CEO 木村 俊さん

 

Q.フリーランス人材ならではのメリットをどのような点に感じますか?

スタートアップ企業ではいろんなことが起きます。会計経理など当初必要としていたことだけではなく、最初は見えないこと、想定外のことが起こったときに対応できるかどうかがとても重要です。経験豊富なフリーランスの方だと、そういうときに柔軟な対応をしていただけるのが、利点だと思います。

 

また、その経験豊富さは、私たちが何かを判断するときに材料を提供してもらえるというメリットでもあります。他の会社はこうだとか、ベストプラクティスを提示してもらえるのは、フリーランス人材ならではの価値だと思います。

 

取材・文/東 麻吏 編集/高橋実帆子 撮影/Cue powered by Waris編集部

モジュラス株式会社

最先端の計算科学を駆使したネットワーク型創薬ベンチャー。製薬会社出身のメンバーで創業され、現在までに8億円の資金調達を完了しています。

所在地:東京都港区

ウェブサイト:http://modulusdiscovery.com

 

■設立/2016年8月

■事業内容/医薬品事業

■従業員数/9名 

 

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