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フリーランスならではのモヤモヤを“チーム体制”で解消/轡田いずみさん(マーケティング)

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Qフリーランスとして働き始めたきっかけは何ですか?

私の場合、フリーランスになることを考えるよりも先に退職がありました。退職を決めた一番の理由は、子どものアレルギーが悪化し、早いうちに治療に専念したいと考えたこと。でも、それ以前から育児が想像以上に楽しくて、「もっと子育てに時間を取りつつ、仕事にもやりがいを持って向き合える働き方はないのかな?」と、考えていたことも背景にあります。

その後、退職を知った知人からマーケティングの仕事を手伝わないかと声をかけてもらい、複数の仕事を継続的に受けることになったので、「それなら開業届を出して青色申告しよう」という流れでフリーランスになりました。

Q会社員時代は、どんなお仕事をされていましたか?

会社員としては、2社で働いた経験があります。1社目はオフィス機器メーカーで海外マーケティングに関わる仕事、2社目は教育関連企業でデジタル教材をはじめとする幼児商品の開発を行っていました。

いずれの会社でも、本業と平行して、海外展開に関わる新規事業の立ち上げに参画しました。文字通りゼロからスタートして、事業コンペで企画を通し、予算を獲得したり、現地に長期滞在して人々の価値観やニーズを探る調査を行ったりと、事業立ち上げの流れを一通り経験できたことは、非常に大きな学びになりました。

Q今、フリーランスとしてどのようなお仕事をされていますか?

日本への進出を考えている海外企業に対して、日本の市場調査、販路開拓、広報・メディアとの関係作りなどの支援を行う仕事を行っています。これまで、アメリカの教育系スタートアップ、イギリスの金融系スタートアップなどをサポートしてきました。

また、逆のパターンとして、これから海外に展開したい日本企業に対するコンサルの仕事もお手伝いしています。具体的に言うと、現地のネットワークを使って事前の調査を行い、一定の仮説を立てるまでの支援です。場合によっては、その後のプロモーションまで担うこともあります。

さらに、私自身スウェーデンに留学していたこともあり、最近は北欧関連の中小企業からマーケティング関連の依頼が増えています。

このようにクライアントが多岐に渡っているのには、実は理由があります。仕事獲得のチャネルを実験的に、いろいろと試しているんです。比率にすると、知人やクライアントからの紹介が7割、名刺交換した方からの仕事が1割、海外のクラウドソーシングでの仕事が1割、日本のエージェントを通しての仕事が1割といったところでしょうか。

 

Q轡田さんにとってフリーランスで働く魅力は何ですか?

轡田いずみさん

フリーランスという働き方は、基本的に時間ではなく成果にコミットします。求められている成果に対し、自由に時間を組めることが、仕事と家庭を両立する上で最大の魅力です。

私は、平日5日間のうち1日は、子どもを外に連れ出して遊ばせようと決めているので、まずその時間を確保し、残りの時間に複数の仕事をスケジューリングしています。このようなやり方が叶うのは、やはりフリーランスならでは。やや長めの1〜2カ月のスパンでスケジュールを組み、突発的に動かなければならない場合は夫や家族の協力を得て対応しています。

仕事面でのメリットとしては、複数のクライアント、複数の仕事を持つことで仕事同士の相乗効果が生まれることに、とても魅力を感じています。ひとつの会社にいてたくさんの仕事を持つよりも、スキルや知見の幅が広がった気がしますね。

また、クライアントの経営数値やエンドユーザーの反応を継続的に見させていただいているので、自身の提案した施策で本質的な課題解決ができたかどうか、前年比でどれだけ数字が上がったかなどがわかり、手応えを感じやすいです。仕事の成果を明確に実感できることは、大きなモチベーションにつながっています。

Q今後のキャリアをどう描いていらっしゃいますか?

轡田いずみさん

実はちょうど半年くらい前に、フリー2年目のモヤモヤを感じ始めてしまって…フリーランスは基本的に個人プレーヤーなので、チームで仕事をするような刺激がなく、どうしても自分の成長を感じにくいです。

モヤモヤを解決するひとつの方法として、最近は仕事の受け方を工夫しています。ちょうど今、私の他にもフリーランスの方がコミットしているプロジェクトに取り組んでいるのですが、チームでひとつの課題に取り組み、なおかつ同じフリーランスの方と交流できる仕事はすごくいいですね。お互いに刺激し合えて、アイデアもいい形でふくらんでいきます。

また、チームで仕事を受ける体制を、自身で作っていくことも始めています。チームで提案することでアウトプットの質を高めていくのはもちろんですし、自分の考えを固定化しないためにも、いろいろな人の視点やスキルを学び合う場は必要です。

おもしろい!と思ったら、とにかく飛び込むのが信条。また、仕事の学びは仕事の実践からしか得られないという思いがあるので、多少難しい仕事でもスキルアップの機会と捉えてどんどん飛び込んでいきたいと思っています。

将来的には、海外で仕事を持つこと、さらに自分自身の事業を立ち上げることにも挑戦したいですね。子どもがもう少し成長した後、何年先になるかわかりませんが、今はその夢に向けた仕込みをゆっくりと進めている段階です。

取材・文/横山さと 撮影/工藤朋子
※轡田さんにお仕事をご依頼されたいなどご連絡取られたい場合はCue編集部までお問い合わせください。

 

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Cue 編集部

さまざまな女性たちの生き方を紹介するライフストーリーメディア。 変化を受け入れてしなやかに生きる彼女たちの物語が、ほかの誰かにとって小さなきっかけ、「はじま...

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