企画・営業・マーケ・人事・・・など、総合職系のフリーランスとして活躍する女性たちに、「フリーランスになったきっかけ」「これまでのキャリアの変遷」「フリーランスとしての働き方・働く魅力」を伺いました。

フリーランスとして働き始めたきっかけは何ですか?

フリーランスとして働き始めたころは、子育てと仕事との両立に難しさを感じて前職を退職して2年余りが経った頃でした。知人と働き方について話していた時に、たまたま「業務委託」というフレーズが出てきたことがきっかけです。ただ、企業と業務委託契約を結んでフリーランスとして働く形は、私のような人事の人間には難しいと思っていました。エンジニアさんやライターさんなどの働き方という印象が強かったからです。ところが、ネットを検索しているうちに、私のような人事バックグラウンドの人間に対して業務委託の仕事を紹介してくれる会社があると知って、登録しました。その会社の方とお話しするまで半信半疑だったのですが、実際にお仕事をご紹介していただき、人事のフリーランスとして働き始めました。

 

「時間や場所にとらわれない」「時間の長さではなく成果を大切にした働き方」といった点が魅力でしたね。私は子どもが二人いますし、郊外に住んでいるので都内に出るだけで片道1時間半近くかかってしまうんです。ですから働きたくても都心で週5フルタイムの仕事はとても無理。人事の経験が活かせて、時間や場所の融通が利くワークスタイルはまさに理想的でした。

 

Q 会社員時代は、どんなお仕事をされていましたか?

大学卒業後、大手の不動産会社に就職し、3年ほど勤務しました。人事・総務が担当で、従業員の勤怠管理をしたり、役員の秘書業務を担当したりしていましたね。その後、役員が独立してベンチャーを起業することになり、ついていくように私もその会社へ転職しました。従業員数が10数人の状態で入社し、管理部門の立ち上げを任されました。やりがいがありましたし、本当に勉強になりました。従業員の給与・保険・労務関係の諸手続きから、税務関係の手続き、採用活動はもちろん、IPO(株式公開)の準備も担当しましたし、社長秘書も兼務していました。2年半の間に従業員数は50名ほどまで増えていました。

 

当時、20代後半でこれからの自分のキャリアを考えた時に、できれば人事系で経験を深めていきたいと思うようになったんですよね。大きめの会社で人事業務について経験を広げたいという気持ちもありました。それで、監査法人の人事部へ転職しました。労務全般を経験したほか、社内での女性活躍推進のための調査やイベント、制度の見直し等を経験できたのも大きな財産です。

 

Q 今、フリーランスとしてどのようなお仕事をされていますか?

ITベンチャーで人事関連の仕事を在宅でしています。具体的には、新しく導入する人事管理システムへのスムーズな移行を実現するためのプランニングと実務作業を担当しています。社員の方々とリモートでコミュニケーションを取りながら、運用を想定したシステム導入のプロジェクトを主担当として担当しています。実稼働は平均すると週3日程度です。 打ち合わせはスカイプや社内コミュニケーションツールを使って随時行っていますので、まったく不便は感じません。

 

Q 松浦さんにとってフリーランスで働く魅力は何ですか?
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会社員だった頃は、子どもの病気等で会社を休むことにとても罪悪感がありました。今は基本的に在宅で作業をしていますので、そういった罪悪感とは無縁です。遠方にある自分の実家へ帰省した際も、パソコンさえあれば仕事ができたのでとても助かりました。また、子どもに私が仕事をしている姿を見せることができるため、働くとはどういうことか話し合う機会もあり、子どもの社会性にも良い影響を与えられたと思います。唯一苦労した点と言えば、在宅のフリーランスで働き始めた頃は「プライベート脳」と「仕事脳」の切り替えが難しかったことですね。

 

Q 今後のキャリアをどう描いていらっしゃいますか?

迷いながら罪悪感を抱えつつ組織の中で働き続けなくても、フレキシブルな形で「興味のある仕事」、「自分が役に立てる仕事」ができることをフリーランスになって初めて知りました。今は子どもたちの成長とともに(上が4年生、下が2年生)、学校生活を大切にしつつ仕事をしていきたいです。

 

私自身は「リモートワーク」がもっともっと社会に広がってほしいと思っているんです。この働き方が浸透していけば、働ける人も増えますよね?ですから、こういう時間や場所にとらわれない働き方を体現していきたい。
フリーランスって、自由なぶん、不安定なところも当然あります。じゃなぜこういう働き方をしているのかというと、育児や介護が理由で、絶対的に今の「週5フルタイム」という働き方だけではパンクしていくと思うからです。これは女性だけでの問題ではありません。男性だって近い将来誰もが「週5フルタイム」では働けなくなるはず。でも、世の中まだまだ成熟していませんよね・・・私自身、模索しながらですけど、多様な働き方を実践していきたいと考えています。

 

取材・文/Cue powered by Waris編集部

※松浦さんにお仕事をご依頼されたいなどご連絡取られたい場合はCue編集部 info_cue@waris.co.jp  までお問い合わせください。

 

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