企画・営業・マーケ・人事・・・など、総合職系のフリーランスとして活躍する女性たちに、「フリーランスになったきっかけ」「これまでのキャリアの変遷」「フリーランスとしての働き方・働く魅力」を伺いました。

フリーランスとして働き始めたきっかけは何ですか?

直接のきっかけは体調を崩し入院したことです。当時勤めていた会社を休職しましたが、休職可能な期限がきてもオフィスで週5フルタイムの会社員として働ける状態には戻れなかったためやむなく退職しました。

いくつか転職先の可能性もなくはなかったのですが、いずれも週5フルタイムが大前提のお仕事ばかりで・・・病気明けの当時の私には身心の状態に自信が持てなくて、とてもエントリーできるものはありませんでした。
体に負荷をかけない形で時間や場所にとらわれない働き方を探すうちに、フリーランスとして働き始めることに思い当たりました。

 

Q 会社員時代は、どんなお仕事をされていましたか?

新卒で楽天に入社して広告販売営業からスタートし、広告商品企画を経て、プロデューサーまで経験しました。入社当初からポータルサイトの運営を目標にしていたので、20代後半で初めてプロデューサーを任されたときはとても嬉しかったです。タイアップしてくれるメーカー探しから資金調達まで、すべて自身で動きました。

その後、楽天内での異動を経てベンチャー企業に転職し、新たな事業の企画・立ち上げ等に尽力しました。

IT業界は人材が流動的ですから、常に転職を視野に入れて、成果としてアピールできるものを蓄積しておくように行動してきました。ところが実際に会社を辞めて、「自分の名前だけで稼げるのか?」と考えると、まったく自信が持てませんでしたね。

 

Q 今、フリーランスとしてどのようなお仕事をされていますか?kt_101_cue

印象深い仕事の一つが、ITベンチャーでの新規事業の立ち上げです。規制産業分野に参入するもので、リサーチ業務を中心に、社長と二人三脚でローンチにこぎつけました。やりがいのある仕事でしたし、フレキシブルワークを推奨している会社のマインドにも非常に共感しました。

また、大手企業のウェブ事業に外部オーガナイザーとして携わっています。私のこれまでのウェブを介した新規事業の立ち上げ経験を必要としてくださっています。サービスを考えていく中で、社員の方々が持っている課題意識に対して、多様な角度から解決の手段を提案するのが私の役目です。企業ごとに風土も意思決定のスピードも異なりますので、そこに寄り添いつつ、少しずつ新しいものを取り入れ、刺激を提供できたらと思っています。
こうしたフリーランスの仕事と並行し、実は友人と結婚相談所の運営も行っています。

 

Q 日下さんにとってフリーランスで働く魅力は何ですか?

会社員時代と違って、毎月決まった報酬が振り込まれるわけではありませんから、常に緊張感があって「毎日がオーディション」状態。その緊張感は会社員時代にはなかったものです。評価されることに対して、さらに貪欲になりましたね。

また、会社の看板を背負っていないからこそ、ビジネスパートナーとしてより具体的に、より突っ込んだ話ができるようになったのも、仕事をするうえで大きなメリットだと感じています。

あとは、シンプルなことですが、時間が自由になったことで、「朝起きて仕事をし、夕方に仕事を終えるのが人間らしい生活だな」と気づけました。今は24時間を4等分し、6時間ずつ「仕事・勉強・睡眠・遊び」に割り振ることを目標にしています。

 

Q 今後のキャリアをどう描いていらっしゃいますか?

きっかけは予想外でしたが、フリーランスになって1年。熱意のある会社や人と触れ合う中で「新しいことをやらなきゃ」と刺激を受け、自身の引き出しがとても広がりました。1年で会社員時代の10年分くらいの経験をしたのではないかと思うほどです。常に頭の中で「何かないかな」とアイデアを探しています。

これまでずっと「生きること=自分のスタイルで働くこと」だと思っていたことが、フリーランスになってようやく実現に向けて近づいている感じがしています。常に自分のスタイルに合う働き方を追い求め、自分のスタイルに合う仕事をいくつも持ち、“スラッシュキャリア”という生き方を極めていくのが今は理想です。

行き着く先としては、5つ6つと、時代と自分の状況に逆らわないで、自ら事業を作って動かしていくことでしょうか。それが、私にとって「自分のスタイルで働くこと」の答えではないかと思っています。

 

取材・文/横山さと(Cue powered by Waris編集部) 撮影/工藤朋子

※日下さんにお仕事をご依頼されたいなどご連絡取られたい場合はCue編集部 info_cue@waris.co.jp  までお問い合わせください。

 

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