こんにちは!

Cue編集部の並木です。

 

以前、3回にわたり、Waris共同代表・河によるオランダの働き方レポートをお届けしてきましたが、いかがでしたか?

 

河のオランダ渡航にさかのぼること2ヶ月、実は私も、将来一緒に起業を考えている仲間と共にオランダ視察に行ってきました。

そこで今回は、オランダレポート番外編として、「オランダの働く場所改革」をテーマに、視察の様子をレポートしたいと思います。

 

日本の働き方をもっと自由にしたい!

 

私たちの会社、Warisでは、社員全員がリモートワークをしています。

先日は、芝生の上に張ったテントの中で仕事をするなど、「働く場所」に関してはかなり自由度の高い会社です。

 

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品川シーズンテラスで行われた「品川アウトドアオフィス」に参加するWarisメンバー

 

Warisで仕事をする中で、「日本の働き方を、もっと自由にしたい!」という思いを募らせていたある日、森の中で仕事ができるモバイルオフィスがオランダにあるということを知りました。

 

日本でもそんな働き方を実現できないか…という思いから、実際にオランダへ行き視察をすることにしたのです。

 

キャンピングトレーラーがオフィスに! 旅するように働ける

 

今回視察したのは、カントアーキャラバンと名付けられたプロジェクト。kantoorとは、オランダ語でオフィスという意味です。The Tipping Point Foundationという環境保護団体が一事業として行っています。

 

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キャンピングトレーラーを改造して作られているので、文字通り「どこでも」仕事をすることができます。たとえば、今日は森、明日は海…と自然の中で仕事をし、疲れたら午後はリトリートに充てるという働き方も可能です。太陽光発電やコンポストトイレの設備を備えており、環境にやさしいのもこのモバイルオフィスの特徴です。

 

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一般向けにレンタルもしており、実際に、IT企業がブレインストーミングやチームビルディングのためのディスカッションに活用したり、市役所職員の1on1ミーティングなどにも使われているそうです。

 

自然を感じながら働く オランダ流ライフ・ワークスタイル

 

カントアーキャラバンの例にとどまらず、オランダでは、アムステルダムのような都会であっても、生活の中に自然が溶け込み、自然を身近に感じられる環境を大切にしているのだと感じる光景に何度も出会いました。

 

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街のいたるところに、代々木公園のように大きな公園があり、16時ごろ公園に行くと、仕事を終えた大人が日光浴やおしゃべりを楽しんだり、子どもと遊んだりしています。

アムステルダムのマンションでも、ベランダにテーブルや椅子を置き、屋外でのんびり過ごす人を多く見かけました。

 

地元の人の話では、冬が長い国なので、夏には皆外に出て日光浴をするのだそうです。自然を身近に感じながら暮らし、働くことで心にもゆとりが生まれ、より創造的な発想も生まれてくるのではないかと思いました。

 

暮らしも仕事も、自然体で長く続ける

 

今回の視察では、アムステルダムにある「De Ceuvel」というシェアビレッジも見学しました。流出した石油や化学薬品により汚染されてしまった廃港を環境保護団体が買い取り、古くなったハウスボートを並べて、オフィスとして活用しているのです。

 

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遊歩道の下に、汚染を緩和する働きのある草を植え、土壌を浄化するためのプロジェクトも同時に進めているとのこと。

さらに、併設されたカフェで出た生ゴミは肥料に、揚げ物に使った油はきれいにして再生燃料に…と、環境への配慮が徹底しており、ビレッジ内での資源の再利用率は実に60%に達しているそうです。

 

De Ceuvelは、環境に配慮したサステナビリティ(持続可能性)の例ですが、今回の訪問を通し、オランダでは環境にかぎらず、暮らしも仕事も「自然体で長く続けられること」を大切にしているのだと強く感じました。

 

たとえば今、東京にカントアーキャラバンのモバイルオフィスを1台運んできても、それだけで「働く場所改革」を実現することは難しいかもしれません。ただ、「自然を身近に感じながら、自分らしく、長く働く」というオランダの人びとの価値観は、日本にとっても大いに参考になりそうです。

 

私たちも、総合職系フリーランスという働き方の提案を通じて、楽しく自然体で生きられる社会を実現していきたい! と思いを新たにした視察旅行でした。

 

文・写真/Cue powered by Waris編集部

 

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