Cue編集部の西原です。
Warisでは、プロ人材として活躍するフリーランス女性と、企業のマッチングを行っています。
とは言え、日本では、フリーランスを活用している企業はまだまだ少なく、フリーランスに対する仕事の任せ方がよくわからないという企業の担当者も多いと思います。
そこで今回は、「フリーランスへの仕事の任せ方」について印象的だった事例をご紹介させていただきたいと思います。
ご登録者のAさんが、Warisからご紹介したメーカーC社にて、あるプロジェクトのコーデイネーターのお仕事を始められました。
当初、C社は「会議の準備」「プレゼンの資料作成」というように、タスクベースでAさんにお仕事をお願いしていました。
このような仕事の仕方だと、Aさんもそれ以上の業務には踏み込めないし、C社としても「期待以上の働きをしてもらえていない」という気持ちがあり、お互いにもやもやしていたそうです。
そこで、スタートから1か月経過した頃、AさんとC社の間でコミュニケーションの時間をとり、最終的にAさんに達成してもらいたいミッションや、プロジェクトにおけるゴールのすり合わせ、方向性などについて議論をしたそうです。
また、業務でかかわりのある他メンバーともつないでもらい、現在のプロジェクトにおける課題点や本人に期待することなど話をする時間を作ってもらうようにしました。
そうすることで、タスクをこなすだけではなく、「メンバーの一員」として、プロジェクトのゴールを念頭に入れた仕事のやり方に変わっていき、業務改善や新しい提案などへもつながり、双方が満足のいく働き方を実現できたということです。
フリーランスへの仕事の任せ方がわからないと、せっかく優秀な人材を採用しても、本来の経験を活かしきることができない場合があります。
企業としては、プロジェクトの方向性、ミッション、ゴールを明確にしたうえで仕事を任せること、フリーランス側も、ミッション・ゴールを明確にするために積極的にコミュニケーションをとることが必要だと感じました。
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