フリーランスという働き方が気になる!

でも、いきなり会社を辞めて独立するのはハードルが高くて不安…

そんなふうに感じている方は少なくないようです。

 

そこで今回は、半フリーランス、半パートタイム勤務という働き方をしている大津奈央さんに、会社に勤めながら始められる「プチフリーランスとリモートワークの経験について教えていただきました。

 

ひょんなことからフリーランス&リモートワークデビュー

私は新卒で入社したPR会社に7年半勤務後、30歳で退職しました。その後、育児との両立を視野に入れ、授乳服の販売職をパートタイム勤務で開始。そして、出産を控えての里帰り期間中に、前職のPR会社の外注先として仕事を請けるようになり、「フリーランスと「パート」という二足のわらじを履くようになりました。

 

フリーランスとして働くきっかけはPR会社時代の先輩からの一言でした。

「プレスリリースを書いてくれるライターを募集中だから、よかったらやってみれば?」

当時新しい仕事を始めた直後だったので即座に応募はしませんでしたが、その後ほどなくして妊娠。販売職を休職し出産前に実家へ里帰りしているときに、業務を請け負うようになりました。

 

業務形態は、地方にある実家でのリモートワークです。パソコンさえあれば、プレスリリースの作成も、依頼主とのやりとりも難なくクリア。業務において全く不都合がなく、「何て身軽なんだ!」と実感。東京を離れて自分の仕事が成り立つことを感じられました。

 

産後の私を救ってくれたプチフリーランス

出産直前まで実家でプチフリーランスをして、産後2ヶ月で、子連れで職場(授乳服の販売)に復帰しました。その後しばらくはフリーランス業務から離れたのですが、子連れ出勤にも慣れてくると「もっと稼げる自分に戻りたいという気持ちがフツフツと湧いてくるように。正社員からパートタイムになり、収入が減ったことによる自信喪失、将来の家計への不安といったモヤモヤを、罪のない夫にぶつけてしまったこともありました。

 

そのとき救いとなったのが、プチフリーランスとしての経験。前職の同僚にコンタクトをとり、仕事をしたいという意思を率直に伝えてみました。すると、出産前に請けた仕事の実績から、結果的に出産前より金額的にも量的にも多くの仕事をいただけるように。新たな方面でのチャレンジも始まりつつあります。プチフリーランスで自分のスキルを発揮できる機会を増やすことは、単に報酬だけではなく、心の充足感も与えてくれると感じています。

 

プチフリーランス体験の収穫は?

ひょんなことから始めたフリーランスでの働き方。想像以上に良さを体感できたので、以下にまとめます。

 

1. 自分のスキルを確認できる、維持できる
転職後の仕事は前職と畑違いの販売業務で、パソコンに触れる時間が激減。ブランクに不安もありましたが、久々にプレスリリースを書いてみて「まだ私にも書ける!」と実感。以前培ったスキルが通用することを確認できました。新たに仕事を請けることで、スキルを維持、向上できるのも大きなメリットです。

 

2. 自分のスキルの“価値”が分かる
個人として仕事を請けると、自分のスキルを提供して対価を得る、という流れがよりクリアになります。個人名で請求書を発行するのも新鮮な体験でした。これにより、「自分のスキルはいくらの価値があるか」が明確に。報酬の多寡はあっても、仕事を通して自分のスキルの価値を確認でき、自信につながります。

 

3. 実績が新たな仕事を呼ぶ
小さい仕事でも、実績を作ることで新たな仕事が舞い込みます。実績を聞いた別の依頼主から依頼が来たり、プレスリリース以外でも仕事の依頼が来たり…と仕事の量、幅ともにどんどん広がっていきます。

 

プチフリーランス、どう始める?

いきなりフリーランスデビューするのはハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、まずは1つだけ仕事を請けてみるのが、初めの一歩としてオススメです。最初の仕事を請けるには、いくつかのルートが考えられます。

 

1. 以前の勤務先
社内の状況をよく知っている会社からは安心して仕事を請けられます。会社側も「元社員」ということで信頼して発注してくれます。

 

2. クラウドソーシングサービス
登録したことすら忘れていたクラウドソーシングサービス経由で、ある日突然プレスリリース作成の依頼が舞い込み、驚いたことがあります。数ヶ月のプロジェクト単位の仕事はハードルが高いと感じる方は、まずはボリュームの小さな業務から始めてみてはいかがでしょうか。

 

3. 個人事業主・小規模事業者
周りに個人事業主や小規模な会社の経営者はいらっしゃいますか? 仕事の経験、スキルや仕事への意欲を伝えておくと、「お願いしたい」という方が現れるかもしれません。例えば、PRの場合「PRを強化したいけれど、PR会社に依頼するほどの予算はない」というケースは少なくありません。そのため、私は自分の仕事についてなるべく人に伝えるようにしています。その結果、仕事の幅が広がる案件を依頼された経験も。

 

フリーランスという働き方から、生き方の可能性を広げる

フリーランスとして仕事をしながら感じるのは、このような働き方を選択肢として持つことで自分の生き方の可能性を広げられるということです。人生において生き方と働き方は切り離せないもの。働き方に柔軟性があれば、より自由に、より多様な生き方をデザインできるのではないでしょうか。

 

ライフステージや暮らす場所の変化など、特に女性にはさまざまな変化が訪れます。そうした変化に対応しやすい働き方として「フリーランス」という選択肢を持っておくことはもしかしたらあなたの人生を、生きやすくしてくれるかもしれません。そのための最初の一歩、プチフリーランス。あなたにとってもきっと、実りの多い経験になると思います。

 

文/大津奈央

 

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