“フリーランス”という働き方は、実はワーキングマザーにとってメリットがたくさんあります。「限られた時間の中で生産性高く働」という点において、両者は共通しているからです。

 

私自身、フリーランスで働くワーキングマザーですし、これまでお会いした方々の中にも、好んでこのスタイルを選んでいるワーキングマザーがたくさんいらっしゃいました。

今回は、そのメリットについてお話したいと思います。

 

メリット1:仕事をする時間と場所が自由

仕事、子育て、家事といくつものタスクを担い、忙しい毎日を送るワーキングマザーにとって、いかに効率よく時間を使うかは生命線です。

少しでも時間を捻出するために、皆さんあらゆる工夫をされていると思います。勤務先近くに引っ越して通勤時間を短縮したり、洗濯のすすぎを1回にしたり、お掃除ロボットを使用したり、休日におかずを作り置きしたり。捻出した時間は、子どものために使ったり、仕事に使ったり、時にホッと一息つくティータイムになったりするものですよね。

 

フリーランスになると、“何時から何時まではオフィスにいなくてはいけない”という制約がなくなります。もちろん、取引先に行く、ミーティングに出席するなどの外出もありますが、家やカフェなどで仕事をすることが増えます。そのため、通勤時間がまるまる自由になります。

 

私の場合、会社員時代は往復2時間を通勤に費やしており、行きも帰りも通勤ラッシュに揉まれていました。今では、通勤に費やしていた時間体力、仕事や家事に充てることができます。

 

我が家の場合、子どもと夫が家を出るのが朝8時半。送り出したあと、朝食の洗い物をし、洗濯機を回している間にパソコンを立ち上げてメールチェック。洗濯物を干して、掃除ロボットを動かしながら部屋を片付け、本格的に作業を始めるのがだいたい10時頃です。午後は、晩ごはん用のお料理を煮込みながら、原稿を書いていることもよくあります。

このように、家事と仕事を行ったり来たりできるのは、フリーランスならではの良さだと思います。

 

仕事と並行して、できるだけ家事を片付けた上で、保育園に子どもを迎えに行きます。そうすることで心に余裕が生まれ、手をつないでゆっくり帰り道を歩いたり、アリや石ころに反応する子どもを温かく見守ったり、公園で遊んだりする時間も作れるのです。

 

メリット2:仕事内容を選べる

会社員の場合は、企業全体の利益や効率を考えた上で、個人の仕事の割り振りが決まります。そのため、不本意な異動や転勤があったり、苦手な業務がミッションになったりすることもしばしばありますよね。

 

フリーランスの場合は、自分で仕事を獲得するので、不本意な仕事を無理やりやらされるとい事態は起こりません。また、自分が得意とする分野を追求するプロとして仕事をするので、経験を積み、スキルを磨くことで、より能力を上げていくこともできます。苦手な仕事は、そもそも依頼が来ません。興味が持てない案件や、報酬が見合わない案件は、お断りすることもできます。

 

もちろん、フリーランスになった当初から、仕事を選べるような贅沢ができる人は、一握りだと思います。私自身も、きちんと稼ぎを得るために、いただいた仕事は全て引き受けていた時期もありました。ですが、たとえあまり気の進まない案件だったとしても、自分で決めて選択しているので、前向きに取り組めたと感じています。

 

メリット3:仕事量をコントロールできる

仕事と子育てを両立する上で、一番ママたちが頭を悩ませ、心を痛めるのは、“子どもを仕事の犠牲にしてしまうこと”ではないでしょうか。

ワーキングマザーであるかどうかにかかわらず、与えられた責務は、当然きちんと果たさないといけません。「子育て中であっても、責任ある仕事を任せてもらえるのはうれしい」と感じ、期待に応えたいと奮闘している人もいることでしょう。

 

しかし、仕事量が多くて悩んでいるワーキングマザーのエピソードは、頻繁に耳にします。たとえば・・・

 

時短勤務制度を活用しているものの、業務量が見合っておらず、結局残業を余儀なくされた

仕事を持ち帰って、子どもを寝かしつけた後に仕事をしている

子どもの看病のために長く休みを取ったため、これ以上休め、体調が万全ではない状態で登園させざるをえな

繁忙期のためお迎えが保育園で最後になり、子どもが泣いて待っていた

などという経験をお持ちの方も、少なくないのではないでしょうか。

 

一方、フリーランスの場合は、どのくらい仕事を受けるかも自分で決めることができるのです。

我が家には、2歳の子が一人います。0歳児の頃に比べれば、病気をもらうことは減ったものの、突発的な発熱や体調不良は、いまだによくあります。そのため、インフルエンザや胃腸炎などが流行りやすい冬の時期は、外出を伴う仕事を減らし、在宅でできる仕事の割合を増やしています。

 

夫が忙しい時期は、仕事量そのものを抑えることもあります。逆に、夫の協力や実家の援助をお願いして、私が地方出張に行くこともあります。

また、4月は新しい環境で子どもが不安定になり、とても手がかかったので、仕事をあまり受けすぎないように気を付けていました。

 

当然、クライアント都合で業務量が増えるなど、コントロールできない事情もあります。そういう時は、家族で調整し合っています。

このように、自分自身や家族の状況を鑑みて仕事コントロールできるのは、ワーキングマザーにはありがたいことですよね。

 

いかがでしたか?

フリーランスであっても、「自宅で仕事をするのは苦手」「家事と仕事はハッキリ区切りたい」という人もいます。ですが、「自分らしく取り組む環境を作りやすい」という意味では、フリーランスはワーキングマザーにとってメリットのある働き方と言えそうです。

 

次回は、フリーランスでワーキングマザーをするデメリットについてお話ししたいと思います。お楽しみに!

 

文/天田有美 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします