フリーランスと言うと、カメラマンなどクリエイティブな職種のイメージが強いかもしれませんが、最近では、営業や商品企画、広報、人事など「普通の会社員=文系総合職」としてキャリアを積んできた方が、働き方の選択肢のひとつとしてフリーランスに転身することも増えています。

 

前回の記事(http://cue.waris.jp/3385.html)では、文系総合職フリーランス適性度が分かるチェックリストをお届けしました。

 

今回も引き続き、Waris共同代表・田中美和の著書『普通の会社員がフリーランスで稼ぐ【フリーエージェント新時代の到来】』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の中から、総合職系フリーランスとして稼ぐために必要なスキルや経験について、詳しくお伝えしていきます!

 

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1.リーダー職以上の経験

総合職系フリーランスを目指すなら、会社員時代に、少なくともリーダー職以上の経験を積んでおきたいもの。「リーダー」という職位でなくとも、自分の責任や裁量でプロジェクトや事業を担当していたという経験が重要です。

 

フリーランスになると、会社員のように、上司や先輩が手取り足取り仕事を教えてくれるわけではありません。クライアントと打ち合わせた内容をもとに、自分自身で判断し、プロジェクトを推し進める力が求められます。

 

2.コアな専門ジャンル

総合職の正社員として働いていると、人事異動などで、複数の職種を経験することが少なくありません。フリーランスを目指すなら、その中でも特定の領域について3年以上の経験を積み、自身の専門性や強みをある程度確立しておくことが必要でしょう。

 

広報やマーケティング、人事などの職種は、目に見える成果物がないので、どこの会社でどんな経験をしたのか、その結果どんな専門性が身についたのかを、自分の言葉で分かりやすく的確に伝えることが仕事の受注につながります。

 

転職活動をしたことがないという人は、ぜひ一度、職務経歴書を作成してみてください。ご自身のこれまでのキャリアをすべて書き出し、整理する「棚卸し」の作業をすることで、自分のキャリアのコアや、意識していなかった「強み」を再発見することができるかもしれません。

 

▼参考記事「フリーランスの履歴書の書き方」

フリーランスの履歴書の書き方

 

3.プランニングから実行までの経験

職種にかかわらず、プランニングから実行まで、一貫して担当したという経験も、総合職系フリーランスとして独立する上で大きな強みになります。

 

具体的には、たとえば人事の採用であれば、採用計画の策定からエージェントリレーション、採用計画の進捗管理、実際の面接まで。

企業広報であれば、広報戦略の策定からメディアアプローチ、リリースの制作・配信までといった一連の業務です。

 

4.タイムマネジメントスキル

フリーランスにとって「納期を守る」ことは、次回も仕事を発注してもらえるかどうかに関わる基本中の基本です。

 

フリーランスとして仕事が軌道に乗ってくると、複数のクライアントの仕事を掛け持ちすることも増えてくるでしょう。納期やプロジェクトの進捗度合いもバラバラな案件を一度に管理する必要がありますが、それはあくまでこちらの都合。掛け持ちしているからと言って、納期や進捗に遅れが出れば、信頼を失いかねません。

 

一方で、小さな子どもを育てながら働く総合職系フリーランスの中には、子どもを寝かしつけた後の時間や、子どもが起きる前の早朝の時間帯をうまく利用して業務を行う人もいます。

上手に管理すれば時間を自由に使うことができるのは、フリーランスならではのメリットでもあるのです。

 

5.提案力、改善力、対応力

仕事の質と納期を守るのは、フリーランスとして最低限の基礎的なスキル。

さらにワンランク上、クライアントから高い評価を得るフリーランスには、「提案力」「改善力」「対応力」に優れているという特徴があります。

 

クライアントから求められる水準をクリアした上で相手のニーズをくみ取り、「もっとこうしたらいいのではないか」「こんなやり方もあるのでは?」と改善を含む提案をしていく姿勢を持つ人が、真のプロフェッショナルと言えます。

 

クライアントの都合でスケジュールが押してしまったり、方針が途中で変更になった場合に、臨機応変に対応する力も、「またこの人にお願いしたい」と感じさせるスキルのひとつと言えるでしょう。

 

6.コミュニケーションスキル

総合職系フリーランスに求められるスキル、6つ目はコミュニケーション能力です。

フリーランスに限らず、どのような働き方でも必要とされるスキルではありますが、フリーランスの場合、特にクライアントや一緒に働く人とのコミュニケーションの機会が限られています。

 

たとえばリサーチや翻訳などの業務では、顔を合わせた打ち合わせすらなく、メールや電話で発注を受けて業務を行い、納品することがあります。

ほかの職種でも、細かい指示がないまま、数回の打ち合わせで相手の意図をくみ取り、成果を出すことを求められることが少なくないでしょう。

 

限られたコミュニケーションの機会に相手の意図をくみ取り、自分の意見をスムーズに伝えることが、よりよいアウトプットのために欠かせないのです。

 

フリーランスマインドを養い、キャリアの選択肢を広げるために、皆さんもぜひ、「6つのスキル」を意識して仕事に取り組んでみてくださいね。

 

※この記事は、上記の書籍の内容を基に、出版社と著者の許諾を得て編集・構成しています。

田中美和プロフィールPH

株式会社Waris共同代表・キャリアカウンセラー 田中美和

日経ホーム出版社・日経BP社で約10年編集記者。特に雑誌「日経ウーマン」で女性のキャリアを広く取材。調査・取材で接してきた働く女性はのべ3万人以上。女性が自分らしく働き続けるためのサポートを行うべく2012年退職。フリーランスを経て、2013年ハイスキル女性と企業とのフレキシブルなお仕事マッチングを行う株式会社Warisを共同設立。共同代表。著書に「普通の会社員がフリーランスで稼ぐ」がある。
http://waris.co.jp

 

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