残暑が厳しいこの季節。

「いつも疲れている」「眠っても疲れがとれない」「食欲がない」などの症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

そこで、漢方薬剤師の住吉忍さんに、フリーランス女性が元気に夏を乗り切り、仕事のパフォーマンスを上げるためのボディメンテナンス術を教えていただきました。

Q. 妊活のため、正社員からフリーランスになりました。妊娠しやすい体質になるためできることはありますか?

私は不妊治療専門のクリニックで漢方外来を担当しており、不妊治療をがんばっているたくさんの女性の話を聞いてきました。

西洋医学の不妊治療では、今の体が持っている力で妊娠することをゴールに設定しますが、東洋医学では、妊娠しやすい体をつくることを目指します。

その方の体質に合わせ、食生活や睡眠、運動についてのアドバイスができますので、ぜひ一度専門家に相談してみてください。

 

不妊治療のため、初めて漢方外来を訪れる女性の中には、気持ちが落ち込んで俯いている人が少なくありません。

でも、生活習慣の改善や漢方薬の服用で体が元気になると心に余裕が生まれ、顔を上げて明るい笑顔を見せてくれる方も多いのですよ。

 

体と心が元気になれば、妊娠力も高まります。「あれをしなきゃ」「これを食べなきゃ」とがんばりすぎず、自分の好きなこと、心地いいことに投資をして、自分の心身が持っている力を引き出すことにフォーカスしてみてくださいね。

 

Q. 子どもの世話と仕事に追われ、毎日があっという間に過ぎてしまいます。自分の体をかえりみる余裕がありません。

毎日がんばっている女性ほど、自分の体のことは二の次、三の次になりやすいもの。とは言え、フリーランスとしていい仕事をしていくためには、体が元気であることが基本です。

自分の能力を最大限発揮できる体調を整えるのも、フリーランスの仕事のうち。自分自身の「監督」になったつもりで、最重要事項として「体づくり時間」を確保し、意識して自分の体をケアする時間をつくりましょう。家事や育児をサポートするサービスを利用するのも、ひとつの方法です。

 

ママの笑顔が増えれば、子どもにとってもいい影響があるはずです。自分の体に意識を向け、心に余裕が生まれると、子どものしつけをするときにも、「ああしなさい、こうしなさい」と親の思い通りにさせようとするのではなく、子どものペースに合わせて「待てる」ようになります。

ママが心から仕事を楽しんでいる様子を見れば、子どもたちはきっと働くママを全力で応援してくれるはずですよ。

 

体に表れた症状を薬で抑えようとするのが西洋医学なら、不調のおおもとにある原因を、ひとりひとりの体を見ながら探っていき、根本から改善しようとするのが東洋医学です。

まずは自分の体の感覚に意識を向け、自分の楽しさ、心地よさに素直に従ってみてください。そして体のことをもっと知りたいと思ったら、ぜひ私たち漢方の専門家に相談してくださいね。皆さんと二人三脚で、体づくりのお手伝いをさせていただきます。

漢方薬剤師 住吉忍さん
住吉忍
漢方薬剤師

株式会社ウィメンズ漢方代表取締役。京都で相談薬局を営む家に生まれ、漢方薬に囲まれて育つ。調剤薬局勤務を経て、老舗漢方薬局で経験を積んだのち独立。現在は鎌倉にて自分自身の薬局を立ち上げ、複数の不妊専門医療機関の漢方外来を担当。これまでに、400人を超える女性の妊娠をサポートした実績を持つ。
https://womens-kampo.co.jp/message.html

 

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