ブラジル駐在妻×フリーランスの加治屋真実です。夫の転勤のため9年勤めた会社を退職し、1年前にブラジルへ。現在は、営業企画・経営企画のフリーランスとして、複数の日本企業と契約しリモートワークで働いています。

 

写真は、7月にサンパウロで開かれた「日本祭り」の時のもの。ブラジルには世界最大規模の日系人コミュニティがあり、県人会が存在します。各県人会が屋台を出し、各地の名物を販売します。広島のお好み焼き、鹿児島のさつま揚げ・・美味しいものがいっぱいの楽しいイベントです。

 

さて、第5回目の「ブラジル駐在妻のフリーランス日記」のテーマは「プレ駐在妻がやるべき5つのこと」です。

 

この記事を読んで下さる方の中には、現役の駐在妻以外にも「夫の辞令が出て渡航準備中」「夫の仕事上、海外転勤の可能性が高い」という「プレ駐在妻」の方もいらっしゃると思います。
私自身、夫は商社に勤めており以前から海外転勤も頻繁にあって、「近い将来海外赴任がある」ことは確実でした。上司や周囲から「旦那さんが海外赴任になったら仕事どうするの?」と聞かれることも多かったのですが、「どうしましょうねー」と曖昧に答えながら「そんなこと想像もしたくない。そうなってから考えよう」と思考をストップしていました。

おそらく駐在妻=働くのは不可能という思い込みで何も考えられなくなっていたのだと思います。

 

今思うと、その期間にできることはたくさんありましたし、もし行動できていれば、仕事を始めることも、仕事の幅を広げることももっとスムーズにできたはずです。仕事ができなくて辛い思いをすることもなかったと思います。

(一方で、仕事ができない辛さを味わったからこそ、仕事の喜びや周囲への感謝を改めて実感できましたし、結果的にフリーランスとしての自分の可能性も広がったので、よかった面もあると今では思います)

 

そこで今回は、リモートワークのフリーランスとして働くことを視野に入れた場合に、私が「プレ駐在妻の時にやっておけばよかった!!」と思う5つのことについて書きたいと思います。

 

自分の会社の制度について調べる

大企業や官公庁を中心に、配偶者転勤同行休職制度転勤同行に伴う退職後の再雇用制度など、制度整備が徐々に進んでいます。自分が勤務する会社にどんな制度があるか、その制度を使うかどうかで、キャリアプランに大きな影響を与えるので、真っ先に確認が必要です。
また、休職制度がある場合は「上限年数」「副業の可否」、再雇用制度の場合は再雇用時の待遇・ポジション」「再雇用試験の内容」なども重要になりますので確認しましょう。

さらに、制度がない場合でも会社に相談し新しく制度を作ってもらい、制度利用第1号になって渡航される方も中にはいらっしゃいます。

 

ご主人の会社の方針について調べる

ご主人の会社が、駐在員の妻の就業に対してどのような方針をとっているかも非常に重要です。「妻の就業を認めているか」「赴任する国や就業形態による方針の違いはないか」「妻が就業した場合、手当や社会保障はどうなるか」「妻が働いている前例はないか」などについて、ご主人や人事の方、ご主人の先輩の奥様などに相談してみましょう。日本にいる間の方が、情報収集や人脈作りはスムーズです。渡航後は様々なしがらみが発生しますし、言葉や治安の問題などもあり思うように動けなくなる可能性があります。

 

フリーランスとしての自分の売りを磨く

自分の経験・スキル・志向性・趣味などを棚卸し、「フリーランスになった時に、自分の何がPRポイントになるのか」を考えてみることも大切です。どんな企業が、どんな理由で、何に魅力を感じて自分を使ってくれそうか、いくらくらいなら払ってくれそうか、現役フリーランスの方の情報を調べたり、人に話を聞いたりして分析してみてください。

足りない部分がある場合には、何を磨くべきなのか、どんな経験をすればそのスキルが身につくのかを考え行動することが、将来のキャリアにつながります。
私は現在、経営企画・営業企画のフリーランスとして活動しているのですが、「もっと財務の知識があれば」「人事制度構築の経験が欲しかった・・」などと感じることが多くあります。フリーランスになった後で、未経験の業務を発注頂ける可能性は低いです。フリーランスになるとしたら何を経験しておくべきか」を意識して仕事をすることで、可能性の幅は大きく広がと思います。

 

人脈をつくる

リモートワークやフリーランスの活用に積極的な企業や、フリーランスとして活動している人との人脈をつくることも有効です。

特にベンチャー企業は、働き方に対する姿勢が柔軟で、チャットやビデオ会議などのITツールに慣れ親しんでいるため、リモートワークがうまく機能する可能性が高くおすすめです。

 

副業で一部リモートワークをやってみる

③④の発展形ですが、ここまでできていれば準備は盤石。自分のスキルや経験を生かして、副業としてリモートワークで働経験ができれば、渡航後の仕事開始も非常にスムーズです。

先方との信頼関係の構築や、企業内の人間関係の理解は、リモートワークではなかなか難しい面もあります。リモートで働いて感覚を掴みながら、必要に応じてオフィスに出勤したり、飲み会に参加したりして、お互いに信頼関係をつくることができれば、渡航後の仕事のストレスを最大限減らして働くことが可能になると思います。
副業禁止規定などで実際には難しいこともあると思いますが、ボランティアで参画することも視野に入れてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

「駐在妻=働けない・キャリアの断絶」と諦めるのではなく、プレ駐在妻の期間から徐々に準備をする方が増えれば、駐在妻のキャリアの可能性もより広がっていくのではないかと思います。

フリーランス 加治屋真実加治屋真実

フリーランス

1983年生まれ。東京大学文学部卒業後、2007年に株式会社リクルートエージェント(現 リクルートキャリア)入社。経営企画、営業企画部門にて、中期経営計画や営業戦略立案、業務効率化などに従事。その後、事業開発部門にて新規事業の企画・立ち上げ・推進を担当。夫の海外赴任に伴い同社を2016年に退職。現在はブラジル在住のフリーランスとして、複数の日本企業の経営企画・営業企画業務にリモートワークの形で関わっている。
http://ameblo.jp/mimimibrazil2016/

 

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