7月9日(日)、Spaces大手町ビルにて、フリーランスやパラレルキャリアに興味がある女性を対象に、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が主催するイベントが行われました。

 

イベントは、「フツーの会社員」からフリーランスになって活躍中の女性たちをゲストに招いたトークセッションと、「自分の強み発見ワークショップ」の2部構成。休日にもかかわらず40名近い女性が集まり、盛況となったこちらのイベントの様子を、レポートでお届けします。

 

第1部のトークセッションの様子はこちら

 

第2部:自分の強み発見ワークショップ

イベントの後半は、株式会社bouquet代表取締役の小野寺友子さんを講師に迎え、参加者同士の対話を通じて自分の「強み」を発見するワークショップが行われました。

 

ワークショップに先立ち、小野寺さんが行ったのは「スタンディングアンケート」。それまで椅子に座っていた参加者が全員立ち上がり、「フリーランス」と書かれた紙の周りに、自分なりの「立ち位置」を決めて実際に立ってみるというワークです。紙のすぐ近くに立つ人もいれば、離れて立つ人、斜めの位置に立つ人など、皆さんの反応はさまざま。

 

フリーランスになるということに対して、「ちょっと自信がない」「憧れはあってもすごく遠くに感じる」「斜めから見ている」など、女性たちからはさまざまな声が上がりました。

 

「“強み”と言うと、つい、どんな専門知識を持っているかということにフォーカスしがちです」と小野寺さん。「フリーランスとして働く」「〇〇の資格を取得する」など、働き方の形から決めるのではなく、自分はどんな経験を積んできて、どんなことが好きで、何が仕事の原動力になっているのかを知ることが、「強み」を発見することにつながるのだそうです。

event20170814_1

 

1.自分史をつくる

「強み」を知るための最初のステップは、自分の「過去(自分史)」を紐解くこと。bouquetが開発したオリジナルのワークシートを使いながら、参加者が2人1組になり、相互インタビューを行いました。

 

過去にどんな出来事があり、そのときに何を感じたのか。どんな学びがあり、何を強みとして自覚したのか、限られた時間の中で互いに話し合っていきます。ほぼ全員が初対面にもかかわらず、躊躇なく自分の経験を語り、また相手の話に耳を傾ける参加者たちに、数々のワークショップを開催してきた小野寺さんも「すごいエネルギーでびっくりしています」と驚いた様子。

 

「ここにいる人は、皆しっかり自分と向き合おうという覚悟を持って集まっているのですね」という小野寺さんの言葉通り、フリーランスという働き方に興味がある人は、自分の強みを知り、自身の手でキャリアを切り拓いていきたいという思いを強く持っている方が多いのかもしれません。

 

2.「好き」をひも解く

強みを発見するための2つ目のステップは、自分の「好き」を知ることです。「他の人にとっては苦痛だけれど、自分にとってはそうでもないこと。周囲の人に『さすが』『すごい』『うまい』など、一度でもほめられたことがあること、これをやっている自分は気持ちが軽やかだと思えることなどの観点から考えてみてください」と小野寺さん。

 

2人1組で掘り下げるうちに、参加者の緊張も次第にほぐれ、対話が深まっていきます。

event20170814_2

 

3.「原動力」をひも解く

自分自身の強みを発見するための最後のステップは、「私はどうやったら動くのか」、その原動力を知り、言語化すること。30の質問に答えてその回答を点数化することで、自分が強みを発揮する上でエネルギー源となる「原動力」を知ることができます。

 

仕事の動機や志向には、大きく分けて「充実志向」「貢献志向」「成長志向」「関係志向」「自尊志向」「報酬志向」の6つがあるのだそうです。

参加者は真剣な表情でワークに取り組み、それぞれの「強み」を記入したワークシートを、感謝の言葉と共にワークのパートナーと交換しました。

 

「この短い時間に、さっきまで知らない者同士だった皆さんがつながれたことが、私にとっても大きな喜びです」と小野寺さん。「このようなつながりの中で、互いに支援し合いながら人生を送ることができたら素晴らしいですね」とワークショップを締めくくり、会場からは大きな拍手が起こりました。

 

会場となったSpacesは、2ヶ月前、大手町にオープンしたばかりのお洒落なワークプレイス。イベント終了後も、開放的な空間の中で連絡先を交換したり、尽きない会話を楽しむ参加者の姿が見られました。

 

自分が何を大切にしているのか、ふだんあまり自覚することのない「原動力」を知ることは、フリーランスとして独立する上でも大きな助けになります。今回のように誰かと対話をすることが、自分自身を知り、キャリアの選択肢を広げることにつながるのだと感じ、参加者の熱意に励まされるイベントでした。

 

取材・文/髙橋実帆子(Cue powered by Waris編集部)

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします