Cue編集部の島谷です。

 

5年前、福岡に住む母が骨折入院したとの連絡を受けてかなり動揺したことがありました。デイサービスに通う父の世話をどうするかという問題もあったからです。

 

そこで弟と相談し、近所の方やケアマネージャーからも情報をもらって、父は急きょ施設に入所する運びになりました。弟が父の入所の手続きや当面の父の世話を行い、私は実家の片づけを行って、3か月間の入院となった母が帰宅後に無理なく生活ができる環境を整えました。

 

スムーズな対応ができた背景にはいくつかの理由があります。まず、親が高齢だったため、私と弟には心構えがありました。弟は転勤が多い仕事を辞めて福岡へ定住しており、私はフリーランスのため仕事の調整が可能な状況でした。

 

さらに、夫の祖父が施設入所した経験や、仕事で複数の施設を訪問していたことから、情報収集や施設の対応に慣れていました。子供の保育園と同様、自分の目で確かめて信頼できる施設を選べば、親も家族も安心であることを認識していたのです。

 

また、「働きながら介護」の事例を見聞きしていた経験もありました。特に会社員時代の上司は、介護しながら働いていることを公言し、早退することもありましたし、緊急時のため部下へ仕事を引き継いでいました。早期退職後は、以前から関心があったという地域活動や教育関連事業にも関わり、「新たな働き方」を実現していました。

 

もし、これらの知識も経験もなく、頼れる人もおらず、一人で両親の入院手続や世話を行っていたとしたら、どうだっただろうかと考えることがあります。

 

日本人の平均寿命は80代ですが、平均健康寿命は男性が70歳、女性は73歳です。70代になると、通院等で日常生活に制限を生じる方が増えてくるということです。急に何かあった時に慌てないように、家族で話し合っておくとよいですね。

 

介護と仕事の両立のために働き方を変えたいという方にとっても、フリーランスという働き方は、有効な選択肢のひとつではないでしょうか。

 

文/Cue powered by Waris編集部

 

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