企画・営業・マーケ・人事・・・など、総合職系のフリーランスとして活躍する女性たちに、「フリーランスになったきっかけ」「これまでのキャリアの変遷」「フリーランスとしての働き方・働く魅力」を伺いました。

Qフリーランスとして働き始めたきっかけは何ですか

前職で働いていた時の妊娠が、今後の人生設計を考える上で大きなきっかけとなりました。産休、育休を経てそのまま企業で復帰して働くのか、もしくは退職して新たなライフプランを築いていくのか、非常に悩みました。企業に属さなければ、今まで培ってきたキャリアを活かせないと勝手に決めつけていたところがあったためです。

当時は妊娠中で、体調も安定しない中、仕事に忙殺される日々を送っていたこともあり、一度リセットして育児も楽しみながら、自分にとって後悔しない生き方について考える良い機会だと考え、思い切って退職するという決断をしました。

退職して、在宅で働けるスキルを身に付けようと考え、WEBデザイナーのスクールでコーディングを学んだり、出産後はパーソナルカラー診断の資格を取得したりと、営業職とは違う仕事も経験しました。

 

Q会社員時代は、どんなお仕事をされていましたか

消費財メーカーにて、20代前半は営業スタッフとして働き、20代後半からは営業をマネジメントする側として、小さな組織の売上管理から始まり、新規事業の売上拡大等に従事しました。

30代からは事業部の営業マネジメントを中心に、営業戦略の立案や売上予算管理、営業スタッフの育成等を中心に業務を遂行しました。その後、経営に直結した執行役員としての業務に携わり、経営課題に対する事業戦略の立案、企業の骨子を検討するポジションに就いておりました。

 

また、年齢と共にポストが上がり、責任も大きくなる中で、我流で構築してきたスキルやノウハウに疑問を抱くようになりました。アカデミックな知見と理論を取り入れ、新たな問題解決策を見出したい、マーケティングスキルを向上させたいという思いからビジネススクールに通い、MBA修士を修了しました。

ここで学んだことに対して、今度は自身の可能性を試したい、活かしてみたいとの思いから転職。大手化粧品会社で、営業マネジメント職に就きました。

 

Q今、フリーランスとしてどのようなお仕事をされていますか

新岡知佐さん

複数の企業の営業コンサルタント及び営業代行の仕事を業務委託で行っています。

その中の1社では、新規事業のプロジェクトチームの一員として、10人の社内メンバーと一緒に、ビジネスモデルの構築から支援をしております。事業戦略の実現にむけ、社内リーダーの方々へは新規ソリューションやサービスの立案を提示し、また、営業スタッフとはクライアントを訪問し、ヒアリングや問題解決策へ向けての提案を行ない、社内スタッフとはデータ分析や、情報をマーケティングに活かすためのミーティングをするなど、多角的な支援をしています。

 

Q新岡様にとって、フリーランスで働く魅力とは何ですか

仕事の進め方や時間管理など、すべて自分自身でコントロールできることです。

企業に属していると、社外への営業業務以外に会議や社内でのルール、社内営業など、知らず知らずのうちに、自分の時間を他人にコントロールされることが多いと感じていました。子育てしながら仕事をすることへのしわ寄せが家族や自分自身へ跳ね返ってきてしまっては、楽しさよりしんどさが上回ってしまうのではないでしょうか。

フリーランスであれば、キャリアを活かした仕事と育児の両立が叶うというのは、嬉しい発見でした。
また、報酬を自分で交渉できるというのも、フリーランスの魅力です。自分の強みを適正に評価していただける環境は、やりがいに直結します。

 

Q今後のキャリアをどう描いていらっしゃいますか

新岡知佐さん

私自身もそうでしたが、フリーランスとして、さまざまな企業の中で営業支援という仕事に携われることを初めて知りました。


一方、企業目線でみると、営業人材の育成には少なくとも3年はかかると言われています。ある程度スキルが身につくと退職してしまう社員も多く、代わりのスタッフの補充は非常に難しいものです。営業業務を分業化し、現状、不足している業務を、ノウハウ、スキルのあるフリーランスに任せ、売上や事業拡大を加速させることは、企業側にもメリットがあると実感しています。
「営業」という職種をアウトソーシングすることは、委託する側、働く側、双方にメリットがあります。今の時代に合った新たな枠組みを構築し、営業職の女性がキャリアを活かせる社会の実現に向けて、私自身が研究材料となり、貢献できる活動をしていきたいと考えています。

 

取材・文/簗場久美子(Cue powered by Waris編集部) 撮影/工藤朋子

※新岡さんにお仕事をご依頼されたいなどご連絡を取られたい場合はCue編集部 info_cue@waris.co.jp までお問い合わせください。

 

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