ブラジル駐在妻×フリーランスの加治屋真実です。夫の転勤のため9年勤めた会社を退職し、1年前にブラジルへ。現在は、営業企画・経営企画のフリーランスとして、複数の日本企業と契約しリモートワークで働いています。

 

写真は連休を利用してリオデジャネイロに行った時のもの。犯罪都市として悪名高いリオデジャネイロですが、美しいビーチや街並み、そびえ立つ巨大な岩山などが融合した絶景は息を呑むほど美しかったです。

 

世界各地に広がる「駐在妻」ネットワーク

さて、第4回目の「ブラジル駐在妻のフリーランス日記」のテーマは「チーム駐在妻 結成!!」です。

 

私は現在、フリーランスとして個人で活動しているのですが、頂く仕事の幅が広がってきており、質や量の面で自分一人では対応できないものも出てきました。

そこで、働くことに意欲的な駐在妻の友人・知人に協力してもらい、チームで仕事を行うケースが増えてきました。また、企業から「駐在妻で○○経験のある優秀な人いない?」と聞かれて、友人をご紹介する機会も生まれています。

 

チームメンバーは、ブラジルを中心に、アジア、ヨーロッパ、北米など世界各地にいて、中には駐在期間を終え日本で次のキャリアを模索している「元・駐在妻」もいます。皆離れて暮らしているので、基本的にはリモートでやりとりをしています。

 

優秀かつ、真摯に仕事と向き合う駐在妻のポテンシャル

業務内容は、海外に関するリサーチ、時差が活用できる業務(夜間の顧客対応など)、ベンチャー企業のバックオフィス(人事・法務など)、データ入力などさまざまです。「駐在妻の活躍機会を増やす」という思いを応援してくださる協力者の方や、私のクライアントなどのご厚意でお仕事のお話を頂いています。

 

現在もちょうど、駐在妻10名が4ヶ月間稼働する案件が動いている最中。大変ではあるものの今後の可能性を感じてワクワクしています。

 

初めて駐在妻友だちに仕事を依頼した時は、正直、「自分の業務負荷が減ると嬉しいな」と軽く考えていたのですが、皆想像以上に優秀かつ前のめりで、労働力としての駐在妻のポテンシャルは相当大きいと実感しています。

 

彼女たちの強みは、何と言っても長年の社会人経験で磨き上げた仕事に向き合うスタンス。単純な作業でも「自分の納品物がどのように使われるのか」「最終的なお客様は誰で、何を望んでいるか」を想像して提案をくれます。こんな彼女たちが、働きたくても活躍の場がほとんどない現状は、社会的損失だとあらためて感じています。

 

駐在妻のチームで仕事をしていて嬉しいのは、「自分は結構優秀だったって思い出した」「仕事ってやっぱり楽しい!」と言ってくれる人がいること。どんなに優秀な人材でも、必要とされ認めてもらって初めて「社会の役に立っている」と実感し誇りを持つことができます。こうやって一緒に仕事をすることが、各自の能力や仕事の喜びを思い出すきっかけになるといいな、と願っています。

 

一方で、完全リモートの案件をどこまで増やすことができるか、全員リモートでどうやってクオリティを高めていくか、各自のスキルの把握方法や育成方法など課題もあります。トライ&エラーを繰り返して知見を蓄積していきたいと思っています。

 

「自分と同じ思いをする駐妻を減らしたい」チーム駐在妻への思い

「チーム駐在妻」を始めたのは「自分と同じ思いをする駐妻を減らしたい」という思いからです。ブラジルに来て約半年、徐々に仕事が軌道に乗ってきましたが、初めのころはどうやって仕事を見つけたらいいのか分からず、「世の中に自分を必要とする会社なんてない」「10年も社会人をやってきて何もスキルが身についてない」と自信喪失し落ち込む毎日でした。

 

そんな中、私が幸運にも働くチャンスを頂いたように、何か小さなきっかけで動き出す力を得られる人も多いと思います。なるべく多くの駐在妻・転勤妻が能力を活かせる場を作れたらと考えています。

 

この思いは、10年前、新卒入社で人材業界に入った時の志望理由「年齢や性別・場所などに関わらず、能力を発揮できる人を増やしたい」とほぼ重なっていて、人は何年たっても、根源的な価値観は変わらないものだなあ、としみじみ感じるこの頃です。

フリーランス 加治屋真実加治屋真実

フリーランス・駐妻キャリアnet代表

1983年生まれ。東京大学文学部卒業後、2007年に株式会社リクルートエージェント(現 リクルートキャリア)入社。経営企画、営業企画部門にて、中期経営計画や営業戦略立案、業務効率化などに従事。その後、事業開発部門にて新規事業の企画・立ち上げ・推進を担当。夫の海外赴任に伴い同社を2016年に退職。現在はブラジル在住のフリーランスとして、複数の日本企業の経営企画・営業企画業務にリモートワークの形で関わっている。また、キャリアに悩む世界中の駐妻を応援し共に成長するコミュニティ「駐妻キャリアnet」を運営している。

 

駐妻キャリアnet サイト http://chuzuma-career.hatenablog.com
Facebookページ https://www.facebook.com/chuzumacareer/
Facebook会員グループ https://www.facebook.com/groups/240130049816181/

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします