「今の仕事や会社で、この先のキャリアプランが描けない」

「仕事と育児のバランスがとれず、毎日が苦しい」

 

――そんなお悩みを抱えている皆さん、おめでとうございます!

あなたは今、「理想の働き方」に近づくためのスタート地点に立っています。

 

そう言われても、目の前にはやらなければならない仕事や家事が山積み。落ち着いてものを考える時間などないし、生きていくためにはお金を稼がなくちゃ。

リスクを冒して働き方を変えるくらいなら、多少無理をしても、今の会社で働き続ける方が安全――と、思った方もいるかもしれません。

 

現在フリーランスとして働いている私も、以前はそんなふうに考えていました。

「フルタイム正社員」という立場を手放すことに抵抗があり、心身の声を無視して長時間労働を続けた結果、バーンアウト。体調を崩して休職に追い込まれてしまったのです。

 

私だけの「理想の働き方」を見つけたい!

でも、自分にとっての「理想の働き方」なんて、一体どうすれば見つかるのでしょう? インターネットを開けば、働き方に関する記事が溢れていますが、どれだけ情報を集めても、「私は何を選べば幸せになれますか?」という疑問の答えにはなりません。

そこで今日は、「私だけの、オリジナルな理想の働き方」を見つける手助けをしてくれる先生をご紹介したいと思います。慶應義塾大学の名誉教授として、数多くの学生を励まし、勇気づけてきたボブ・トビン氏の著書『10年後、後悔しないための自分の道の選び方(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4799320025

「手っ取り早く自信を身につける方法」とは?

本書では、残念ながら、「あなたを取り巻く環境が一瞬で激変する方法」は紹介されていません。その代わり、周囲の環境がどんなに変化しても、しなやかに対応することのできる「決断力」や「自信」、「不安を克服する力」を身につける方法を知ることができます。

 

たとえば「Lesson3 自信を身につけ、持ち続ける」と題された章。「手っ取り早く自信を身につける方法」が紹介されているのですが、一体どんな方法だか想像がつきますか? この先を読み進める前に、少し考えてみてください。

 

***

 

いかがでしょう? 「失敗を恐れずに挑戦する」「とにかく成功体験を積む」など、人それぞれの答えがあると思いますが、著者がすすめるのは以下のような方法です。

 

“自信があるかのように振る舞うことで、自信を身につけることができます。そう、「ふり」をするのです。”

 

ビジネス書がすすめる内容としては、衝撃的です。経験を積むのでも、スキルを磨くのでもなく、「自信があるふりをする」。さらに著者は、ショッピングモールや駅など人が集まる場所で、人の歩き方や話し方を観察し、自信があるように見える人のしぐさを真似ることをすすめています。

 

褒められたとき「いえいえ、私なんか」と謙遜するのをやめる

実は私自身も、フリーランスになった当初、自分の仕事にまったく自信を持つことができませんでした。

 

「昨日送ったメール、まだ返事が来ないけれど、もしかして失礼があったのかな…」

「この間一緒に仕事をしたクライアントさん、あれ以来仕事の依頼がないけれど、やっぱり気に入ってもらえなかったのかも…」

 

今振り返ると、相手の評価を基準に自分の価値をはかっていたのだと思います。仕事を褒められても「いえいえ、私なんか…」と答えるのが常でした。

 

けれど、あるとき、それは自分を信頼して仕事を依頼してくれた方に対して逆に失礼なのではないかと気づきました。そこで本書にあるように、今、この瞬間から「自信のある自分」として仕事をしていこうと決めたのです。

 

褒めていただいたら、謙遜の言葉を飲み込んで「ありがとうございます」と答える。今の自分には少し背伸びした業務かもしれないと感じても、思い切って「だいじょうぶです。お任せください」と引き受ける(もちろん、引き受けたからには責任を持って最後までやり遂げることも必要です!)。

 

そんなことを繰り返しているうち、不思議なことが起こりました。いつの間にか、本当に自分に自信が持てるようになっていたのです。「ありがとう」も「お任せください」も、無理をすることなく、自然に心から言えるようになっていました。体調が悪いときにはきちんと休み、仕事とプライベートのバランスをとることもできるようになりました。

 

そして、実際に手がけている仕事と、自分がやりたいと思っている仕事のギャップがどんどんなくなり、「理想の働き方」に近づいていることを実感しています。

 

「どうしたら、もっと幸せになれますか?」

私たちは、努力が美徳であると教えられて育ちます。それはもちろんひとつの真実ですが、努力の先にあるもの――「年収が○○円以上ある自分」「MBAを取得した自分」「同級生よりも出世した自分」にフォーカスするあまり、今の自分の価値を認められなくなっては本末転倒です。

 

「Lesson8 幸せであることを最優先する」という章で、「どうしたらもっと幸せになれますか?」という質問に対し、著者はこんな答えを返しています。

 

“幸せでいようと心に決めることです”

 

何かが手に入ったから、自分に課したハードルを越えることができたから「幸せ」になれるのではなく、自分が仕事をする上でどんなことに幸せを感じるのかを知り、その瞬間を生み出す方法を考えるという逆転の発想です。

 

***

 

あなたは今、望むとおりの人生を生きていますか?

働くことに幸せを感じていますか?

 

もし迷いや不安を感じているなら、「おめでとうございます」。

ぜひ本書を紐解き、「理想の働き方」「理想の人生」を歩いていくための旅に出かけてみてください。

 

文/ライター 髙橋実帆子

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