5月23日、第1回フリーランスサロンをクロスオフィス三田にて開催しました。

 

フリーランサーは自由な働き方ができる一方で、成果を出し続けるためのプレッシャーや将来への不安等、悩みもつきません。そこで、Warisでは先輩フリーランサーをお呼びして活躍を続けるためのヒントをお聞きしながら、フリーランスの方やフリーランスに興味がある方のモチベーションアップ、スキルアップ、ネットワーキングのための場としてフリーサンスサロンを開催しています。

 

前半は人事系フリーランサー勅使川原真衣さんの“幸せになるための”自分働き方改革術、をテーマにしたゲストトーク、後半は「わたしの幸せ」をテーマにしたワークショップを実施しました。当日の様子をご紹介します。

 

 

安定ではなくしあわせを探求!フリーランスを選んだ理由

正社員の人事コンサルとして活躍していた勅使川原さん。外から見たら「安泰」だったキャリアも、実際は長時間労働で疲弊し、お子さんと向き合う余裕もなかったそうです。そんな時に出会ったのが、フリーランスという働き方でした。

将来の安定や報酬を考えると不安もあるけれど、そもそも「安定って何?」「不安定はダメなの?」と自問自答し、本当に自分が手に入れたいもの「しあわせ」について探求することになったのです。

 

戦略は戦いを省くこと!“しあわせになるための”自分働き方改革術

勅使川原流、自分の幸せ探究×働き方改革の方法論では、

(1)セルフコーチング術(2)業務遂行力アップ術2つの項目について、事例を添えて紹介がありました。

(1)セルフコーチング術

・どんな状態になって何を手に入れたらもろ手を挙げて喜べるのか?

・どうすればその状態を手に入れることができそうか?

等と、自問自答を繰り返し、わたしの「しあわせ構成要素」を明確にします。

勅使川原さんの場合は4要素があり、①人事コンサルの専門性を磨き続けられ、②動き方は自由に、③報酬は倍にするが、④週50時間は眠る…それらの要素をかなえるためには、到底会社員では難しく、独立が最有力選択肢でした。

 

けれども、フリーランスに働き方を変えた当初は、逆に休日も定時もなく仕事に追われる毎日となり、体調不良を感じることもあったそうです。

その経験を通して、「しあわせを下支えするものが必要」だと気付きます。それは、業務遂行力をアップするということでした。

 

(2)業務遂行力アップ術

業務遂行上汎用的なスキルを上げるためには、「自分を知ること」「時間管理」「ターゲット顧客管理」が必要です。具体的には以下のようなことです。

 

自分を知ること:好き嫌いや得意不得意、とりやすい行動パターンなどを理解するということ。過去の実績や人からよく言われることなどのほか、アセスメントを使った自己分析や、自分の体調の波までも把握に努めます。それを、受注先の選定や業務内容、受注タイミング、負荷調整などの設計に徹底活用します。

 

時間管理:オンラインカレンダーを用いて、全行動予定・実際の結果を見える化しています。仕事のビジョンも実際の行動、その結果も、カレンダーを見ればすべてが振り返り可能になっており、おぼろげになりがちな仕事デザイン、ひいては人生デザインが、時間管理を通じて見える状態を作っています。細かなティップスとしてさらに、予定と結果の差異は同じくオンラインカレンダー上に記録し、ずれは今後の計画に活かすこと、仕事以外のオフや単なる休憩も含めてデザインすること、前述の“自分を知ること”に関連しますが、集中しやすい時間帯など自分の傾向を活かすこと、関係者にも可能な限り予定を共有することなどが具体的に挙げられました。

 

ターゲット顧客管理:「相手が好きでやりたいけれどできないでいること」と「自分が好きで得意なこと」が合致していることが「相手の役に立つこと」と考えます。ポイントは2つ。1つは、両者にとって相手あっての話につき、自分が相手の役に立てたかどうか(=価値の大きさ)は、マッチングの問題と考えられる点。つまりは、会う人すべてに100点をもらえるようになれば、仕事がひっきりなしで大成功だ、という話ではない点です。もう1つは、「自分が好きで、得意なこと」、と限定している点。そもそも好きなことには無理がありません。自身が曲がりなりにも温め続けてきている知見・経験を「これ欲しかったのよ」と思ってくれる人に、悲壮感なしに全力で役立とうと日々紡いでいく-これが勅使川原さん流のバリューの出し方であり、そのような、協働者のターゲティングは肝と話します。自分が好きでもないことを、求められるがままに与えていると、葛藤が絶えません。もしくは、世の中的ものさしで”すごいこと“を提供せねば、と腐心しているのも、内心”戦さ“です。そうではなく、「わたし」に気づき、今の「わたし」を最大活用して、無理のない自然な価値提供こそが、戦いを省く、という本来の「戦略」なのだと話し、会場は大きな頷きが生まれました。

 

行く先のない全方位的・盲目的努力ではなく、周囲あっての己との自覚を大前提に、邁進の一方で時に、周囲に委ねながらしなやかに生きていくこと-これが勅使川原さん流の「しあわせ」なのです。

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わたしの幸せを言語化し、宣言する

第2部のワークショップでは「わたしの幸せの言語化」に取り組みました。勅使川原さんのお話を参考にしながら、まずは個人で、①~④をワークシートに書き込みます。

  • わたしの幸せとは×××××な状態である
  • それを可能にするためには1×××××が必要
  • それを可能にするためには2×××××が必要
  • それを可能にするためには3×××××が必要

 

次にグループの中で自分が書いた「わたしの幸せ」をシェアしました。

他の方の話を聞くことで、共感したり、深い気づきが生まれたり、感動が生まれたりと、短い時間ながら、盛り上がりを見せました。

 

最後に、「今日の発見」と「明日からまず変えてみること」をグループでシェアしました。

 

勅使川原さんからは、「例えば、仕事に時間がかかっていたとしても、自分がしあわせならばいいのでは?」「ワクワクして、自分がやりたい仕事であれば、経験がなくてもやってみたら?どんな仕事でも最初はそうですよ。その代わり必死に影練、影勉は必須ですが。」とアドバイスがありました。

 

しあわせの基準は人によって違う

 「人それぞれ幸せの基準が違うことが分かりました」

「能力を超える仕事でもワクワクすることには挑戦したいです」等、参加者の皆様からは多くの感想をいただきました。また、ワークショップ終了後は、ゲストと参加者の皆様のネットワーキングも活発に行われました。今回のフリーラスサロンでの出会いや気づきが、次のステージにつながるのではないでしょうか。

 

貴重なお話をしてくださったゲストの勅使川原真衣さん、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

 

次回のWarisフリーランスサロンは7月11日に開催いたします。

キャリアカウンセラー/島谷美奈子

国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。福岡県出身。15年以上にわたり人材ビジネス業界、公的機関等にて人材活用・キャリアカウンセリングに従事。のべ5000名以上のカウンセリング実績を持つ。現在は、株式会社Warisでキャリアカウンセラーを担当するほか、女性の再就職セミナー講師、大手企業の職場環境改善委員を務める。横浜ウーマンビジネスフェスタ2015・2016実行委員。
http://waris.co.jp

 

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