ブラジル駐在妻×フリーランスの加治屋真実です。夫の転勤のため9年勤めた会社を退職し、1年前にブラジルへ。現在は、営業企画・経営企画のフリーランスとして、複数の日本企業と契約しリモートワークで働いています。

 

写真はアルゼンチンのパタゴニアに流氷を見に行ったときのものです。日本からは遠くて行きにくい場所に足を伸ばせるのは、海外生活の魅力の一つです。

 

さて、第二回目の「ブラジル駐在妻のフリーランス日記」のテーマは、前回に続き「なぜフリーランスという働き方を選んだのか」についてです。

 

前回は、駐在妻としてブラジルに来て「働こうと決心した経緯」について書きましたが、今回は、数多く存在する働き方の中でなぜ「フリーランス」という働き方を選んだのかについて書きたいと思います。

 

フリーランスという働き方に注目が集まる中、よく頂く質問の一つなのですが、私の場合、明確な意志があった訳ではないのでいつもうまく答えられません。

 

もともと「フリーランスとして独立したい!」と思っていたわけではなく、駐在妻として制限された環境下で働き方を模索する中で、フリーランスという働き方に行き着いた、という感じです。でも結果的に、自分にとっては非常に良かったと思っています。

 

今回は、駐在妻の働き方の選択肢をご紹介しながら、その中でも私がフリーランスという働き方を選ぶに至った経緯について書きたいと思います。

 

駐在妻が「働きたい」と思ったときの、4つの選択肢

駐在妻が働きたいと思ったとき、大まかには以下のような選択肢があるかと思います。

 

1.現地企業に就職

2.現地で独立開業

3.日本企業と業務委託契約(リモート&フリーランス) ←私はこれ

4.日本企業のリモートワーク社員

 

それぞれの魅力と難しさをご紹介します。

 

1.現地企業に就職
英語(英語圏でない場合は現地の言語)がビジネスレベルでないと難しい。配偶者ビザでは現地企業への就業がNGな国も多く難易度は高め。就労可能なビザへの切替えができても、「夫の会社の反対」で諦めるケースも多い。しかし、現地の仲間と働いて文化にどっぷり浸かる経験ができる。

 

2.現地で独立開業
日本人コミュニティ向け(例 習い事教室)・日本企業向け(例 海外進出コンサルティング・人材紹介)・現地向け(例 日本食レストラン)など。国によっては税や法律などのハードルが高いが、ダイナミックで貴重な経験ができる。

 

3.日本企業と業務委託契約(リモート&フリーランス)
配偶者ビザでOKな国が多く、始めるハードルは低め。翻訳・エンジニア・ライター・デザイナーなどの職種で活躍している方が多い。一方で、上記以外の職種だと仕事を見つけるのは比較的難しい。クラウドソーシングサイトなどを利用して仕事を探す方法もあるが単純作業や単価が低めな案件も多い。

 

4.日本企業のリモートワーク社員
日本で働いていた会社を辞めずにリモートワークで働くケースや、リモートワーク求人に応募し社員として採用されるケースがある。まだまだ求人数は少ないが、前述の翻訳・エンジニア・ライター・デザイナーに加え、カスタマーサポートやインサイドセールス、広報やwebマーケティングなどの職種で、ベンチャー企業を中心に増えてきている。

 

ご存知の通り、現在ブラジルは未曾有の大不況。現地語であるポルトガル語はおろか、英語も不得手な私にとって、現地企業への就職や、現地での独立開業はあまり現実的ではありません。一方、フリーランスとして日本企業と仕事をしていくのは、営業活動が大変そうだし、仕事が取れるかどうかも不安です。そこで、安定的に仕事を続けられそうな「日本企業のリモート社員」がいいなと考えました。

 

まず、最初に声をかけて頂いた会社で、3(リモート&フリーランス)と4(日本企業のリモート社員)の間のような形で仕事を始めました。つまり、業務委託契約だけれど、特定の一社のほぼ専属で、「できる仕事は全てやります!何でも仕事振ってください!」というスタイルです。

 

安定を求めるほど不安定になっていく!?

しかし、仕事をする中で、安定を求めていたはずなのに、逆に自分の立場の不安定さを強く感じるようになりました。特定の一社にどっぷり依存していては、甘えて自分の成長が止まってしまうし、状況が変化すればすぐに仕事はなくなる。安定を求めれば求めるほど不安定になっていく、ということなのかもしれません。

 

それならば、複数の企業と契約し、独立して活動するフリーランスとしてちゃんとやっていくべきなのかもしれない、と思い始めました。そして、営業活動を行って徐々に仕事を増やし、現在は、常時並行して複数のお客様と契約し、お仕事をさせて頂いています。

 

今は、業務量にかなり波がありますし、仕事内容もお客様によって大きく異なるため毎日勉強です。常に「成果を出せなければ次の仕事がない」という緊張感もあります。

 

でも「どうやったら喜んで頂けるか」「今自分は役に立てているか」と考え続けますし、自分のスキルを磨き市場価値を向上させたい、と強く思うようになりました。仕事の幅を拡げるために、勉強する時間を定期的にとったり、敢えて経験の少ない仕事に挑戦したりすることも意識するようになりました。

 

こうやって、絶えず「必要とされる自分であるためにどうあるべきか」考え行動することが、結果的には自分の望みである「キャリアを継続させ可能性を広げていくこと」に繋がるのかもしれない、と今では感じています。

フリーランス 加治屋真実加治屋真実

フリーランス

1983年生まれ。東京大学文学部卒業後、2007年に株式会社リクルートエージェント(現 リクルートキャリア)入社。経営企画、営業企画部門にて、中期経営計画や営業戦略立案、業務効率化などに従事。その後、事業開発部門にて新規事業の企画・立ち上げ・推進を担当。夫の海外赴任に伴い同社を2016年に退職。現在はブラジル在住のフリーランスとして、複数の日本企業の経営企画・営業企画業務にリモートワークの形で関わっている。
http://ameblo.jp/mimimibrazil2016/

 

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