Cue編集部の河です。

 

ロンドン・ビジネススクール、リンダ・グラットン教授の著書『LIFE SHIFT』が世の中をにぎわせています。

 

新卒で社会人になり、60~65歳で定年を迎えるまで働き続け、定年後の15~20年前後の人生を、せっせと貯めてきた貯金とわずかな年金で生きていく――

 

これまで当たり前だったそんな働き方が、今、大きく変わろうとしています。

人生100年時代には、65歳でリタイアしてしまうと100歳まで食べていけません。つまり、80歳くらいまで働く必要が出てきます。

80歳まで働くとなると、現在のように、長時間ハードワークでは続けられません。細く長く、サステナブルな働き方を選択せざるを得なくなります。

 

職業人生が長期化するということは、時代によって目まぐるしく変わる産業構造やニーズの変化に対応できるよう、学びなおしたり修行したりする必要も出てきます。

そうなると、特に男性は一直線型だったキャリア形成が、ジグザグ型になります。このジグザグ型のキャリアを、既に実践している人たちがいます。

実は、女性の現在の働き方とよく似ているのです。

 

結婚や出産、転勤、介護などのライフイベントの度に、女性は退職、休職、復職などの選択を迫られます。

復職するとしても、フルタイムで働くのか、時短で働くのか、フリーランスになるのか。ライフイベントがキャリアの転機にならざるを得ないのです。

 

女性が仕事を続ける上ではまだまだ多くの壁がありますが、壁と折り合いをつけながら働くことと向き合ってきた女性だからこそ、未来の働き方にも、スムーズに順応できるのではないでしょうか。

 

キャリアビジョンを持つことは大切ですが、「キャリアの8割は予期せぬ偶然によって決定される」という学説もあります(※)。

キャリアを計画的に積み上げようとしても、ライフイベントや環境の変化に影響され、

すべて思い通りにはいかないもの。

 

そのことを悲観せず、フラットに長い目で捉え、「今できることに向き合う」姿勢が、人生100年時代に「ありたい自分」を実現する上で求められる働き方ではないでしょうか。

 

※スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された「計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」

 

文/Cue powered by Waris編集部

 

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