はじめまして、加治屋真実と申します。夫の転勤のため9年勤めた会社を退職し、1年前にブラジルに引っ越してきた駐在妻です。現在は、営業企画・経営企画のフリーランスとして、数社の日本企業と契約しリモートワークで働いています。

 

これから、「ブラジル駐在妻のフリーランス日記」ということで、駐在妻のキャリアやフリーランス・リモートワーカーとしての働き方、海外生活などについて記事を書かせて頂きます。

 

陽気で優しい人々と美味しい食べ物がいっぱいのブラジル。あっという間にブラジルが好きになった私にとって、唯一、想像を大きく超えて辛かったのが「仕事ができないこと」でした。忙しいけれど充実していた日本での生活と比べ、誰にも必要とされていないと感じ落ち込む日々。「働く」って本当に幸せなことなんだと心の底から実感しました。

 

フリーランス歴1年弱の新米で、失敗と試行錯誤を続ける毎日。素敵な海外フリーランス生活からは程遠いですが、駐在や転勤、育児や介護などの事情で、同じようにキャリアに悩む方々のお役に立つ情報をお届けできると嬉しいです。

 

今回は、駐在妻の私が、ブラジルでフリーランスとして働き始めた理由について書きたいと思います。

 

自分史上最高に仕事が楽しい時期に決まった、夫のブラジル転勤

小さい頃から

・一生働いていたい

・自分1人でも生きていける力を持っていたい

という志向が強かった私。

 

「働く」ことへの思い入れが強く、多くの人のキャリアをサポートする仕事をしたくて、大学卒業後、総合人材会社に入社しました。

 

入社してから9年、頭でっかちでプライドだけは高く、とても優秀とは言えない私でしたが、素晴らしい先輩や同僚・お客様に恵まれ、充実した毎日を過ごしていました。

 

夫のブラジル転勤が決まったのは、夢中になれる仕事と仲間に恵まれ、自分史上最高に仕事が楽しい時期。

でも、夫の大変な時期を側で支えてあげたいし、家族一緒に暮らしたい。

 

夫の駐在が長期間に渡ることもあり、仕事を辞めてブラジルで暮らすか、別居し仕事を続けるか悩みましたが、運のいいことに周囲の応援があり、退職後もアルバイトとして、当時担当していた仕事をブラジルで続けられることに。

「向こうでも同じ仕事ができる!」と喜び勇んでブラジルへ向かいました。

 

「何を生きがいにして生きていけば?」不安で目の前が真っ暗になった日

ところが、渡航後すぐ、担当していたサービスの撤退が決定。当然私のアルバイトの話もなくなってしまいました。

 

大事に大事に育ててきたサービスの撤退。自分たちの力不足とはいえ、悔しい思いが過ぎ去った後には大きな空虚感が残り、何も行動を起こす気になれず、少し仕事から離れることにしました。

 

ブラジルはとても素敵な国で、久しぶりに夫と暮らす日々は楽しく幸せでしたが、渡航後1カ月経った日の夕方、唐突に今まで経験したこともない不安で目の前が真っ暗になりました。

 

「私はここで何を生きがいにして生きていくんだろう」

「今までの10年は何だったんだろう」

「日本に戻った時、就職できなかったらどうしよう」

 

ブラジルのマンションで1人、ソファの隅で膝を抱えながら感じた不安と孤独は一生忘れることはないと思います。

(帰宅したら妻が泣きじゃくっていて、夫はさぞ驚いたことと思います・笑)

 

ブラジル在住のリモートワーカーとして、日本企業と契約

その後は求人サイトやクラウドソーシングサイトを見たり、現地企業やボランティアの募集を調べたりしながら、「特別なスキルも資格もない自分に何ができるのか?」「営業企画や経営企画でリモートワークなんて可能なのか?」とモヤモヤした日々を送っていました。

 

そんなある日、尊敬する元上司から「リモートワークで仕事を手伝わないか」と連絡を頂き、大げさかもしれませんが「救われた」という気がしました。そして、業務委託という形で働き始めることになりました。

 

そこから少しずつ他の仕事を頂き、現在はいくつかの日本企業と契約して営業企画・経営企画のフリーランスとして働いています。

 

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今は、「お客さんと直接コミュニケーションしたい」「もっと深く関わりたい」ともどかしさを感じることも多々ありますが、フリーになったからこそできる経験や見えてきた世界もあって、毎日が新しい発見や刺激でいっぱいです。何より自分で決めた「仕事を辞めてブラジルで暮らす」という決断や、今自分が置かれている環境を、初めてポジティブに捉えられるようになりました。

 

これから、家族で過ごす時間を大事にしながら、成果を出してお客様に喜んで頂き、かつ自分のキャリアを育てていける方法を自分なりに模索していきたいと思います。そして、その試行錯誤の模様を拙いながらもお伝えすることで、お一人でも新しい一歩を踏み出す方がいらっしゃるととても嬉しいです。

フリーランス 加治屋真実加治屋真実

フリーランス・駐妻キャリアnet代表

1983年生まれ。東京大学文学部卒業後、2007年に株式会社リクルートエージェント(現 リクルートキャリア)入社。経営企画、営業企画部門にて、中期経営計画や営業戦略立案、業務効率化などに従事。その後、事業開発部門にて新規事業の企画・立ち上げ・推進を担当。夫の海外赴任に伴い同社を2016年に退職。現在はブラジル在住のフリーランスとして、複数の日本企業の経営企画・営業企画業務にリモートワークの形で関わっている。また、キャリアに悩む世界中の駐妻を応援し共に成長するコミュニティ「駐妻キャリアnet」を運営している。

 

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