フリーランスのお金で大切な「攻守」のバランス、前回の「守り」のお話に続き、今回は「攻め」のお金についてお話します。

 

以前、マインドとお金は密接な関係があるとお伝えしました。収入が不安定だと、つい気持ちが「守り」に偏りますが、「不安定なぶん賢くお金を増やそう」と一歩踏み出す「攻め」のマインドも、フリーランスで仕事をしていく上で大切です。

 

お金を「いつ」「どのように」使い、増やしていくのか。

その勝負勘を鍛えるには、飛び込んでみるしかありません。若いうちは、多少損をしても先の仕事で取り戻せばいいのですから、失敗を恐れずに経験値を上げていきましょう。

 

自己投資の有無で、5年後に2倍の年収差

では、具体的な「攻め」のお金の使い道を2つお伝えします。

 

1つ目は、仕事に関する自己投資です。

自己投資額の理想は、手取りの2割とされていますが、2割が多いと感じる方は1割でも十分です。1~2割の自己投資をしているかどうかで、5年後の結果がまったく変わります。

 

短期間では結果が出にくいのですが、実際にお客さまを見ていると、収支にきちんと自己投資の費目を取り、投資を継続している方は5年〜10年スパンで大きく飛躍し、自己投資をしていない方の倍以上の年収を得ています。内容としては、「人脈」と「知恵」を増やすために投資してきた方がより成功しているように感じます。

 

手取りの2割という貴重なお金を自己投資にどう使うか。今の自分に必要な自己投資は何か。自己投資について考えることは、自分と向き合う作業にもなりますので、ぜひ一度真剣に考えてみることをおすすめします。

 

フリーランスこそ株式投資に挑戦を

フリーランスの「攻め」のお金、2つ目は「投資商品への投資」です。中でもチャレンジしやすいのが「投資信託」と「株式投資」で、特に株式は、フリーランスの方にこそ挑戦してほしい投資です。

 

株を買うと、世の中のお金の動きに敏感になります。その店の客足やCMや新商品が気になり、どんなときに株価が上がるかなど、実感をもって消費を分析するようになります。情報収集の意識が高まり、経済の勉強にもなる。好奇心旺盛でインプットを増やしたいフリーランスに、株式投資はぴったりなのです。

 

うまくいけば、1カ月で数十万円レベルの大きな利益が期待でき、株主優待の楽しみがあるのもいいところ。お子さんがいらっしゃる方なら、玩具メーカーや子供服メーカーなど生活に密着した企業の株もおすすめです。

 

NISA(小額投資非課税制度 http://www.jsda.or.jp/nisa/)を利用すれば、120万円までの株や投資信託への投資で得た利益や配当金にかかる20.315%の税金を、非課税にすることができます。しっかりと税金対策をした上で、ぜひ株式投資にトライしてみてください。

 

年を重ねながら、攻守の比率を変えていく

20代、30代のフリーランスは、「攻め」の配分を大きくして、失敗も含めて多くの経験を積んでいく時期。

体力や体調に変化が出てくる40代を過ぎたら、徐々に守りを増やして、より効率よく稼げる方向にシフトしていく。

そして60代になったら、大失敗のないように守りの配分を大きくしていく。

フリーランスの方は年代に合わせ、攻守の比率をバランスよく変えていくことが大切です。

 

お金をどう使ってきたかの積み重ねが、「今」を作っていきます。知識を備えて賢く運用し、ポジティブなマインドで勝負していくこと。それがフリーランスの仕事を成功に導く、お金とのつき合い方なのです。

手取りの2割を自己投資にか~。5年後を見据えて一度考えてみよう。
byサキ

ファイナンシャルプランナー/CFP認定者 高山一恵

女性向けFPオフィスの設立、取締役を経て、現在は株式会社Money&You取締役。同社が運営する女性と女性FPのマッチングサイト 『FP Café®』事業に注力する傍ら、相談業務、寄稿、講座などを通して女性の人生に関わるお金の知識を伝えている。
株式会社Money&You http://moneyandyou.jp
FP Cafe®

 

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