フリーランスのプロ人材を積極的に登用している企業の経営者や人事担当者は、どんなきっかけでフリーランスを採用し、どんなメリットを感じているのでしょうか。

今回は、福岡県で自治体の財源確保に特化したサービス事業を手がける株式会社ホープの代表取締役社長 時津孝康さんにお話をうかがいました。

Q 貴社の事業概要について教えてください。

当社は、自治体の財源確保に特化したサービス会社です。自治体が発行する広報紙やHP、庁舎内の遊休スペースなどに有料広告枠を設け、掲載料の一部を自治体の歳入に充てることで、自治体の財源確保に貢献しています。

 

また、自治体へ冊子を無料寄贈する事業も展開しております。例えば、それまで自治体が予算を捻出し、外注して発行していた冊子に広告を入れさせていただく代わりに、弊社にて作成から納品まで行い、無料寄贈させて頂くというスキームになります。

 

2005年の創業当初は全く契約が取れず苦労しました。1年8か月後にようやく福岡県の太宰府市役所から仕事を受注。それから各地の自治体に続々と契約いただけるようになり、今は全国およそ650超 の自治体と取引があります。創業からの11年間 で約35億円の地方財源の確保・改善に貢献してきました。

 

Q 2016年に上場を果たされたのですよね?

はい、6月に東京証券取引所マザーズ市場、及び福岡証券取引所Q- Board市場に上場しました。上場は創業時からの念願だったので、とてもうれしく思っています。さらに上を目指します。

 

Q フリーランス人材を採用しようと考えたきっかけは何ですか?

第1創業期は社員をじっくり育ててきましたが、今は成長を加速する第2創業期に入りました。そこで、以前から知っていたWarisに、広報のプロを探していると相談したのがきっかけです。社員をイチから育てるより、今のホープにフリーランスのハイスキル人材をかけあわせることで、スピード感を持って成長していけると感じました。

 

Q 2016年7月から東京在住の広報人材・Nさんを活用されていますね。

当社の広報担当社員はまだ経験が浅いため、経験豊富なNさんを紹介していただきました。東京在住の方なので月1回出社のスタイルで、あとはスカイプや電話、メールなどでやり取りしながら仕事を進めています。

距離は全く感じませんね。連絡すれば、遅くとも翌日にはご対応いただけるので、特にフラストレーションはありません。

 

Q 実際にフリーランス人材を採用して、印象はいかがでしょうか?株式会社ホープ 代表取締役社長 時津孝康さん

Nさんは広報業務を熟知したプロフェッショナルで、すべて当社に合わせて提案してくれます。非常に頭脳明晰で配慮上手ですし、何でも先回りしてやってくれます。広報の基本から経営戦略との連携まで教えていただき、メンターのような心強い存在ですね。上場直後で取材依頼が殺到する中、目からウロコの素晴らしいアドバイスもいただきました。9か月の契約期間内に、広報のノウハウをしっかり伝授いただくつもりです。

 

Q 今後の「働き方」について、どうお考えでしょうか?

働き方は、まさに当社の大きなテーマです。今は社員89名で、今年度17名の新卒が入り、年内に中途で25名採用予定。社員の約60%が新卒、41名が女性です。(2016年12月1日現在) これから社員が100名を超え300名を目指すとなると、今までと同じ画一的な働き方ではたちゆかない。ダイバーシティを実現していく必要があると考えています。

 

取材・文/佐々木恵美 撮影/西田佳世

 

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