初めての子育ては、喜びや楽しさの反面、誰にとっても不安なもの。特にそれまでバリバリ働いてキャリアを積んできたママにとっては、仕事とのギャップに戸惑ったり、子どもの未熟さを受け入れられないことが多いと言います。
チャイルド・ファミリーコンサルタントの浦郷美紀さんに、バリキャリママが陥りやすい子育ての落とし穴と、楽になる考え方を教えていただきました。

 

子どもの愛し方がわからない

みなさんは子どもが好きですか?

周りのママに比べ、子どもに興味が持てないと感じていませんか?

 

子育ては、理解できないことの連続です。たった1枚のシールを貼るのに、どうしてこんなに時間がかかるのか。公園から帰ろうとすると、なぜ泣き叫んでいやがるのか。子どもには子どもなりの理由があるのですが、大人にはなかなか分かりません。

 

目的や意味を理解した上で行動したいバリキャリママは、理解できない状況にストレスを感じることも多いようです。子どもはかわいいのに、子どもとの時間を楽しめず、「子どもに興味が持てない。自分は母親に向いていない」と思ってしまうことも。

 

そんな「理解したい」ママにおすすめなのが、子どもの体や心の発達について学ぶこと。たとえば2歳児の指先は、大人が軍手を2枚重ねたくらいの感覚なのだそうです。そのことを知ると、子どもがなかなかシールを貼れなくても、「時間がかかって当たり前」と愛おしく思えてきませんか?

 

また、幼児は「未来」や「過去」という時間の概念が未発達です。夢中で遊んでいて楽しくて仕方がないときに、「もうすぐごはんの時間だから帰ろう。また明日遊びに来ようね」と言われても、「明日」が理解できないのですから、帰りたくないと思うのも無理はありません。

 

子どもを愛するということは、「もっと知りたい、理解したい」と子どもに興味を持つことです。自分に合った学び方を見つけられれば、子育てがより楽しく感じられるかもしれません。

 

パートナーとの価値観の違い

子育て期は、夫婦の協力が必要になるタイミングでもあります。子どもと接する中で、パートナーとの価値観の違いが浮き彫りになり、すれ違いや衝突が増えることもあります。

 

先日お会いしたあるご夫婦は、パパが一人っ子、ママは3人兄弟の真ん中の女の子として育ちました。

そのご家庭には女の子が2人いるのですが、子どもたちのちょっとしたけんかも、家の中で子ども同士の争いがなかったパパからすると、「このままでは娘たちが曲がった性格になってしまう」と危機感を持つほどの大問題。

 

一方のママは、日常的に兄弟との衝突が起こる環境で育っていますから、娘たちが多少のけんかをするのは当たり前。むしろ、パパがいちいち怒ることで空気を悪くしているという意見です。

このように、同じ状況に接しても、育った環境によって感じ方が大きく変わってくるのです。

 

「違い」を楽しむ

「私」と「子ども」。「私」と「夫」。

家族であっても別の人間ですから、感じ方や価値観が違うのは当たり前です。自分の価値観だけで物事をはかり、「どうしてこうできないの?」と相手を責めてしまうと、相手も自分も苦しくなります。

 

「あなたはどうしてそう思うの?」と相手に興味を持ち、違いを知るよう努めることで、子どもやパートナーを愛する気持ちが育っていきます。

特に、家庭環境は子どもの価値観や考え方に大きく影響しますから、パートナーとよく話し合い、家族が楽しく過ごせる環境をつくっていきたいですね。

【講座のご案内】

浦郷美紀さんが代表を務めるNPO法人子育て学協会では、子育ての軸を作るための学び「チャイルド・ファミリーコンサルタント養成講座」を開講しています。
10期生の募集に先立ち、2017年1月~4月にかけて無料体験会を開催します。ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。

詳細・お申し込みは以下のページからお願いいたします。

http://kosodategaku.jp/?cat=3

親子でも違う人間!「違い」を楽しむ余裕をもてるようになりたいわ
by ナオコ


プロフCue用チャイルド・ファミリーコンサルタント/NPO法人子育て学協会 代表理事
浦郷 美紀(うらごう みのり)
株式会社リクルートにて、人材・ブライダルの事業分野で営業、人事教育に25年間従事。「人」に関わる仕事を通じて「育った環境」「家族の抱える問題」が子どもの人生に大きく影響することを感じ、誰もが生きやすく、自分らしく輝ける基盤づくりを目指し現職へ。育ち合う家族づくり「ファミリービルディング」の普及活動を行っている。
http://kosodategaku.jp/

 

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