企画・営業・マーケ・人事・・・など、総合職系のフリーランスとして活躍する女性たちに、「フリーランスになったきっかけ」「これまでのキャリアの変遷」「フリーランスとしての働き方・働く魅力」を伺いました。

Qフリーランスとして働き始めたきっかけは何ですか?

結婚した夫が転勤族で、私も転勤族。しばらく離ればなれの生活を送っていて、ここ数年はそれこそ「盆と正月」にしか会えないような状況でした。そんな中、今度は夫が遠く九州へ転勤することに。30代半ばに近づき、働き方に違和感を覚え始めていた時期でもありましたので、夫の転勤をきっかけに会社を退職し、フリーランスになる決断をしました。

 

Q会社員時代は、どんなお仕事をされていましたか?

大学院まで理系一筋。卒業後は大手電気メーカーの研究所で技術開発の研究に携わりました。研究の内容は、10年、20年先の未来を見据えた技術について。大切な研究であることは理解している一方、「もっと身近な消費者に使ってもらえるような製品を作りたい」という気持ちをずっと抱えていました。

 

意を決して、同じ思いを持つ同僚と社内の新規事業コンテストに応募。「人を幸せにする“ものづくり”」「ユーザーに寄り添った製品開発」を目指し、忙しい現代人に簡単に使ってもらえるヘルスケア商品を企画しました。

新規事業に採択されてからは、社内ベンチャーのような感覚で、目が回るほど忙しく働きました。その後、販売が決まったタイミングで退職し、夫のいる九州へ行きました。

 

Q今、フリーランスとしてどのようなお仕事をされていますか?

前職のチームの仕事も、外部メンバーとして少し手伝っています。ちょうど一般販売がスタートしたので、店頭に立ってお客さまに説明するなど、主に商品説明が必要な場に参加しています。

さらに現在、別のメーカーでの新規事業立ち上げにも携わっています。そのメーカーが保有する技術を使って、新規市場での製品企画を行っています。その技術でどのような製品が作れるのか、消費者が求める製品は何なのか、現在はその手がかりを探すためのユーザーインタビューの段階です。

 

今後、企画開発が進んでいく中で、技術領域の知識と、新規事業立ち上げの経験を生かしていけるのではないかと楽しみにしています。大企業の新規事業ならではの難しさも知っていますので、社内調整やリソースの使い方などもアドバイスしていきたいです。

また、会社員時代に始めたハンドメイドのアクセサリーを扱う会員制スクールの運営も継続中です。アクセサリー作りの基礎知識のほか、教室開業や販売に必要な知識、運営のサポートや教材の提供などを行っています。メーカーでの企画開発とハンドメイドのスクール運営。まるで異なるキャリアのように思えるかもしれませんが、スクールにいらっしゃる30代、40代の女性たちとの会話で得られる生の声が、思いがけず商品企画のヒントになることもあるんですよ。

 

Q角田さんにとってフリーランスで働く魅力は何ですか?角田夕香里さん

いろいろな意味で、「自由度が高まった」ことが最大のメリットです。

たとえば、夫が急に早く帰ってくることになったとき、それなら一緒に夕食を食べた後で残りの仕事をしようかな、と予定を変更するのも可能です。これまでは、仕事のスケジュールありきですれ違いの生活を送っていましたので、フリーランスになり、時間の自由度が高くなった分、家庭での時間も納得がいく形で確保できるようになったのが嬉しいです。

また、仕事のスイッチを自在に切り替えられることも、フリーランスのよさだと感じています。Aの仕事で行き詰まったら、Bの仕事に切り替える。仕事の最中に、仕事で気分転換できるので、効率がいいですよね。フリーランスの場合、どの仕事も主体的に自分で動けるからこそ、いくつもの仕事がうまく回っていくのだと思います。

私が携わるのはプロジェクトベースの仕事ですので、限られた期間で最大限の結果を出さなければなりません。そのために、自分自身でスケジュールを管理し、自分が立てた目標に沿って努力しながら成長していける働き方にも、大きな魅力を感じています。

 

Q今後のキャリアをどう描いていらっしゃいますか?

学生の頃は、「働く」と言えば、大企業でバリバリ働き続ける姿しか想像できませんでした。それが今、ライフステージや自身の価値観・考え方の変化によって働き方を変えていけることに、驚きと期待を感じています。

今はフリーランスとしてのキャリアをスタートしたばかりですので、ジャンルにとらわれず、いろいろな仕事を経験することで力をつけていきたい時期。その中でいつかまた、「どうしてもこれを作りたい」と思えるものを見つけることができたら、もう一度ゼロから製品を作り上げるのが夢です。「人をわくわくさせたい」「幸せにしたい」。今後もその思いを大切に、“ものづくり”にこだわりながら、その時々で納得のいく働き方を選択していきたいです。

 

取材・文/横山さと(Cue powered by Waris編集部) 撮影/工藤朋子
※角田さんにお仕事をご依頼されたいなどご連絡取られたい場合はCue編集部 info_cue@waris.co.jp  までお問い合わせください。

 

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