前回の記事では、フリーランスの保活がなぜ正社員に比べ難しいと言われるのか、その背景と保活の基礎知識を解説しました。前回お伝えした通り、保育サービスにはさまざまな種類があり、選択肢は認可保育園だけではありません。とは言え、保育料の安さや充実した設備、保育士の人数など、認可保育園には魅力的な点が多いのも事実。

そこで今回は、「どうしても認可保育園に入園したい!」というフリーランスママのための保活成功法をご紹介します。

 

1.開業届を提出する

各自治体の保育園入園案内に添付されている「利用基準表」をよく見ると、「居宅内労働」の項目が「自営業」と「内職」に分かれています。「自営業」に比べ、「内職」は大幅に点数が下がってしまうのが一般的です。

内職と判断されることを防ぐため、まずはお住まいの地域の税務署に「開業届」を提出しましょう。開業届は以下のサイトからダウンロードできます。

<国税庁ホームページ>
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

 

このとき、同じ書類を2通用意し、受付印をもらったものを1通手元に残しておくと、保育園の入園手続きを進める際に便利です。

※配偶者の扶養の範囲内で仕事をしている場合、開業届を提出すると、健康保険の扶養から外れてしまうことがあります。事前に確認することをおすすめします。

 

2.認可外保育施設やベビーシッターを利用する

認可保育園への入園申請をする時点で、認可外保育施設やベビーシッターに子供を預けていると、多くの自治体で入園に有利になります。

ただし、調整指数が加点されるための条件は、自治体によってさまざまです。加点が認められるための保育時間や保育料が決まっていたり、一時保育やファミリー・サポートでは加点対象にならない場合もあります。

認可外保育施設やベビーシッターは、認可保育園に比べ保育料が高額になることが少なくありません。焦らずに、自治体が定める条件をよく確かめてから契約してください。

 

3.保育の必要性を自分自身で証明する

認可保育園の入園申し込みをする際、会社員の場合は、「就労(予定)証明書」という書類を勤務先の担当部署で記入してもらいます。フリーランスの場合はこれに加えて、「就労状況申告書」という、1週間のスケジュールが分かるような書類を提出することになります。

この書類では、外勤の多さや電話対応の多さなど、子供のお世話をしながら仕事をすることの難しさをアピールしましょう。子供をみながら仕事をしていて危険を感じたことなどがあれば、メモを添付しても構いません。

会社員の場合、保育の必要性は会社が証明してくれますが、フリーランスは「保育園に預けなければ困る!」という状況を自力で証明しなければなりません。

都市部では、保育園事情があまりに厳しいために、「役所の窓口にきれいな洋服を着ていくと入園に不利になる」などという根拠のない噂までありますが、保育園の入園審査で何よりも重視されるのは、「書類」です。

前述した開業届のコピーや、産休・育休を取得した場合は出産前の収入を証明する書類、既に確定申告をしている方はその控えや源泉徴収票など、収入や仕事の実績の分かるものはどんどん添付しましょう。

次回の記事では、「保育園見学」で選択肢を広げる方法と、認可保育園の入園「不承諾」通知を受け取ってしまったときにするべきことをお伝えします。

 

文/ライター 髙橋実帆子

 

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